私は、半年に1回血液検査をするとγ-GTPが極端に高い値200〜400がいつも出ていました。下関に来てから毎年、人間ドッグや健康診断を受けていました。γ-GTPがいつも高かったです。何人かの主治医からは、向精神薬の副作用でγ-GTPの値が高いと言われていました。今の主治医のY先生が調べてみましょうと今年の1月3日から私は、禁酒をして調べてみました。γ-GTPはお酒を飲むと高値になるので、主治医に頼んで調べてもらいました。一人暮らしの時は、お酒を飲みませんでしたので、どうしてγ-GTPが高いのか不思議でした。私の食生活で問診して、5週間禁酒しました。それでもγ-GTPが(338)と高かったです。私もパソコンで検索して調べてみると、抗てんかん薬(気分安定薬:抗躁作用あり)のテグレトールという薬剤を服薬するとγ-GTPが高くなると分かりました。何度かの診察で主治医はテグレトールの減薬でγ-GTPを正常値に戻した経験があったので、ほぼ目ぼしをつけていたのでしょう。私は一日にテグレトールを400mg服薬していたので400→200→100→0mgと2週間おきに減薬して私の状態を確認しながら最後はテグレトールを服薬剤から外しました。主治医はテグレトールを減薬で私の状態を確認しながら忍耐と模索の始まりでした。1月に始まったγ-GTP(338)の異常な高値に始まり、4月の血液検査結果で主治医より握手を求められ、γ-GTPが66となり安心しました。健全者の男性がγ-GTPが12〜80位ですので私は安心しました。
私は今、浴びるほどお酒は飲みません。ノンアルコールビールを飲んでいます。お酒を飲んでないのに血液検査の異常値には悩みました。結果、テグレトールがゼロになりましたので薬が減りました。今年の1月の健康診断で肝臓の検査をしましたら、エコーで肝臓が脂肪肝になっていました。内科の主治医は、まず、体重を80kgから73kgに減量するように指示があり7kg体重を落としBMIを25にしました。テグレトール減薬とダイエットでなんとか血液検査で異常値はなくなりました。結果、私の精神科の主治医はテグレトールをやめても私の状態は落ち着いていたことを確認しました。それで、テグレトールを服薬しなくていいようになりました。
主治医が心配していたのは、抗てんかん薬のテグレトールを減薬するのに私の状態が悪くなるのか、抗てんかん薬の代替にどうするか様々考えていることを話してもらいました。主治医が以前、私と同じような薬剤を服薬していた患者さんのテグレトールを減薬してγ-GTPを下げた経験がありましたと私に話してくれました。そのお話を聞いて主治医を信じて私も調べてほしいと申しました。
薬とは不思議なもので副作用がありますので私のようにγ-GTPが上がる可能性があるので、あらかじめ薬の治験を日本では厳しく調べているのです。いままで、私は自分の主治医がγ-GTPが高いのは向精神薬のせいだから心配しなくていいと話していました。
今の主治医は彼が患者さんのγ-GTPを下げた経験があったので私も少しチャレンジしてみようと考えました。今年、4月の血液検査結果γ-GTPが66で、健全者の範囲の12〜80に落ち着いてよかったです。テグレトールの代替の薬を新たに服薬しなくていいし、テグレトールの薬を完全に外しましたので、私にはラッキーでした。以前、統合失調症の薬、非定型抗精神病薬のリスパダールの減薬を私が勝手にやって調子を崩し入院したことがありました。今回の、減薬には正直言って、私は怖かったです。自分自身も主治医も状態の悪化がないか慎重に観察していました。私も慎重にも慎重に私の状態の変化に注意していました。
私の統合失調症のメインの薬(リスパダール)の至適用量は6mgです。今回の血液検査では、リスパダールを弄らないのでテグレトールを減薬しても多分私の状態は大丈夫だろうと思っていました。しかし、こうやって、γ-GTPの高値の理由が分かり、テグレトールの減薬ができたのは私自身の30年間の服薬生活で画期的なことです。結果として薬が減って状態も増悪しないで今現在を迎えられたことは良かったです。それにしても、向精神薬は脳に効く薬ですか?心に効く薬ですか?私は精神科医でも、薬剤師でもありませんので分かりません。しかし、私は主治医と信頼関係の樹立にたって治療が行われることを望みます。何か身体に異変があったら、「精神病の残存症状・薬の副作用かもしれません」と疑って診察のとき私は主治医に尋ねたりします。主治医とは信頼関係をとって、長―いお付き合いをしていきたいですね。
ちなみに非定型抗精神病薬(リスパダール)の副作用で私の症状は、便秘・手の震え・目が上に釣る(眼球上天)・足がムズムズしてじっとしておれないなどです。今年の1月から4月の中旬までγ-GTP高値の原因と減薬のお話でした。
以上現場からの実況経過でした。
【編集後記】
私は、躁鬱の状態が時々あります。鬱のときは辛いので周囲の人たちに辛いことを話すので病院にいきます。そして、しばらく2〜3週間休暇をとります。近年、躁状態のときは異常に元気なことが調子が悪いと認識できるようになりました。毎日、何回か自己チェックを行います。もう病気との共存は30年が経ちました。なんとなく自分が状態の異変があると、上司のKが私に話してくれるように、CIL下関での私の状態が悪くなったと感知したら、私が上司の指摘を聞き入れることができる間に、上司が私に注意を喚起して欲しいと上司にお願いしています。その他には短縮就労や仕事先にベッドがあるので横になったりします。様々な、対処・対策を私は講じています。状態の浮き沈みで辛いことがありますが何とかやっております。
私は技術畑で家電品の研究開発をしていました。そのせいか、きちんとデーターを取って考察する癖があります。何か自分の身に起これば、原因があり対策を練ります。そうゆう癖がありました。しかし、いまは、「今日も私は何とかやっています。明日も明後日も何とか病気と障碍に対処しながら生活をしていけるでしょう。」と結構いい加減に病気と障碍をやり過ごしています。
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