メンタルにゅーすヒエダ
自立生活B
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2006年2月 Vol.12
発行責任者 SAM
地域生活支援センターヒエダ
Tel(0832)-51-6161
FAX(0832)-51-6177
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私が今、自立生活をしていて心掛けていることは右の図のフィシュボーンの特性要因図にまとめました。この図は、これから自立生活を目指す当事者にも参考になると思います。
図を見て分かるように大きく10項目のカテゴリーに分かれ、その中がまた小さく細分化されていることがお分かりだと思います。
病気や障害を持っているから特別な生活をしているのだろうと、当事者は考えるかもしれませんが特にこれといったことを実行しているのではありません。
すべての動物もそうかもしれませんが太陽が出たら活動し、暗くなれば活動を停止し休み眠ります。これらのことを繰り返し動物はその一生を送るのではないでしょうか?
私は、幸いにも自分に合った仕事と生きがいを持って生活しています。仕事で得た対価の給料の範囲内でそれにみあった生活をしています。人の一生は単調でワンパターンの繰り返しではないかと今、自立生活をしていて実感します。アパートでの一人暮らしも3年目をむかえ何とか生活しています。いつもアパートで気を付けていることは火と音には細心の注意を払っています。また、私が利用した不動産屋さんに当事者が利用するかもしれませんので、家賃などを含めた支払いはきちんとしております。私の後に続く当事者のためにも、精神の病気と障害を持っていても地域社会で生活ができることのロールモデルでありたいと思います。
【編集後記】
こんな私でも、いろんなことを考え自立に向けてステップアップし立ち止まったり後退しながらも前に前に少しずつ進んできました。私をこのように突き動かすものは何だったのだろうかと考えます。三度目の入退院でそのとき決心したのは、援護寮に入って最終的には一人暮らしをしていこうという固い決心でした。あれこれ考えすぎてもしょうがないので小さな目標を決めて、確実に自立へのステップを始めました。援護寮にいる間に自分の病気と障害の残存した症状に対処できるように努力しました。次に自分の持つ病気と障害の予後(病気の経過)などを勉強しました。社会資源や制度なども調べました。さまざまの精神障害の当事者がいろんなことに悩み迷っていることと思います。私も悩み苦しみ迷いながらも毎日を過ごしております。
今、新しい世紀が始まり日進月歩で我々精神障害者を包む社会は新しい価値観を持った若い障害者が続いています。彼等を見ると、私も頑張らなければと自分自身を奮い立たせて毎日を生活しています。
自分の後に続く障害者が地域社会で過ごしやすく生きていけるように・・・・・・・・・
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