私は、職場では上司や同僚と話すことは余りありません。プライベートでもそんなに話すこともありません。仕事は、上司が私にひとりで出来る仕事を任せているのか、偶然私がやっている仕事がひとりで出来る仕事だったのか、ふと考えることがあります。私の上司は、頭脳明晰な人だから私の障碍の特性を考えて仕事を割り振ったのだろうと思います。私は、だいたい一日中PCと向かい合って仕事をしております。時々、ボーッとしているときもありますが、人の話を聞いて一人面白がっている自分に気がつきます。○○さんいろいろ仕事を考えてやってるなと感心していることもあります。△△さん今日は機嫌がいいな、□□さん今日は落ち着いて仕事しているなとか周りを観察したりしています。私の周りにいる人たちは、皆穏やかで優しい人達ばかりです。
高校を卒業し就職したH製作所の研究所では、1日を詳しく何の仕事を何時から何時までとか1週間に1度、報告書を提出していました。私は、ホッとする暇も無く上司に管理されていました。今のCIL下関では、上司の仕事のフォローはありません。私が心配するくらいフォローがないので今自分のやっている仕事の進捗具合を報告しています。職場の皆は、私は彼らの人となりが分かりますので、幻聴と妄想があってもそれらに振り回されることは、今はありません。古参の職員はもう10年くらいの付き合いなので悪口を言われるような幻聴・被害妄想はあっても自分の頭の中でドーパミンがたくさん分泌されているのだなと、私は平気な顔をして仕事をしています。
私は、初対面な人には恐る恐る接しています。初対面の人にはしばらく観察していますね。しかし、第一印象で、この人はいい人だとか、話しやすい人だとか、付き合いにくい人だとか考えてしまいます。それで、彼らへの接し方はあまり詮索しません。私の第一印象がだいたい当たるので深く考え込んだりしません。人を否定的に観察することはありません。この方は、厳しいけれど人をきちんと遇してくれる。この方は、相談すると自分のことのように面倒見よく考えてくれ、時折フォローしてくれるとか、私は人を否定的評価より、いいとこを探して肯定的評価をするように気を付けています。それか、人の悪口は、頭の中で考えて忘れることにしております。文章に書き出す方法もありますが、それは記録として残りますので、あえて私はその方法はとりません。それか、体を動かす仕事をすることもあります。
私は、自分の評価を自分ですることがあります。しかしそれはちょっと違うことだと思います。人の評価は、本人の周りにいる人たち、つまり他人がするものだと思います。
私は、小さな頃から自分の周りの人たちが私自身をどのように思っているのか、すごく気にして生きていました。なぜか、自分の心を疲弊させてしまう、自分自身で生きにくい生き方をしていたなと思い出します。人のちょっとした話し方・振る舞いで自身を否定的に考えてしまいます。小さな頃から小学生・中学生・高校生と私は、生きていくことが辛かったです。私は友達は少ないです。多くはないと思います。しかし、私の話を聞いてくれる人が二人います。友達は少ないかもしれませんが私は満足しています。私は、彼らに時々会いに行って話をしたり聴いたりします。私より歳が下でも上でも、自分が師と考えた人には真面目に話をして相談しています。どんなことでも話せる人がいると生き易いですね。私は、友達や仲間を大事にして生活しています。私は、たまたま友人が少ないだけです。しかし、生きていくのに不自由はありません。
私は人間観察をするのが好きです。かなり長く、友人候補の対象者を観察しました。細心の注意を払って人間観察をします。私の連れ合いは、彼女がCIL下関に就職した頃から観察していました。5年間、観察していました。両親に大切に育てられた優しい人です。自分のことを多くは語りませんが精神病に罹患して辛かったこともあったでしょう。私も、精神病を罹患して、色々ありました。下関市に移り住んでよかったです。多くの仲間・少しの友人・多くの知人に巡り会えてよかったです。また、今の私の職場の上司・同僚に恵まれて、障碍者の自立生活支援の仕事ができて私は幸せです。
私は、ふと気づいたのですが言い訳をしなくなりましたし、他人の悪口を言わなくなりました。毎日、決まった時間に起きて食事をして仕事をして食事をして風呂に入り寝ています。毎日、淡々と生活し・仕事をしております。ワンパターンの毎日を送っています。人生って、そんなにドラマチックでもないように思いますが皆さんはいかがですか。私は、皆に多くは語らず、淡々と私の人生を、神様が私に与えられた仕事をやっていこうと思います。
【編集後記】
私は、人間観察をするのが好きです。そんなに、深くつっこんで観察はしません。私も、仕事していますので、たまにああ彼は、彼女は・・・と観察結果がわかると、また仕事をします。私は、職場で一番奥に座っているので表の机の島の声はあまりよく聞こえません。人を詮索するのは、私はあまり好きでないので仕事中は、話はしません。仕事に関係あることは話しますが、それ以外のことで話すことはありません。
私は、同僚や上司の話にうまく入っていくことができません。とっさの判断で、人を笑わせたりすることができればと思いますが上手くできません。臨機応変な対応ができないのは病気のせいです。思考や行動を上手くまとめ上げることができません。まさに統合失調症ですね。私は、縁の下の力持ちで職場の皆を支える仕事ができれば私は幸せです。
私は一人でじっくり考えて推敲することで文章を作る仕事が自分には似合っていると思います。私は、自分にできることを考えながら仕事をしています。多くを語りませんが、自分のペースで仕事をこなしています。自分の仕事が障碍者の自立生活の役に立っていれば私は幸せです。一人でも多くの仲間の自立生活支援を続けていきたいです。
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