当事者の皆さん、外出中に調子が悪くなったことがありますか。私は、調子が悪くなったことがあります。会社や自宅で調子を崩したなら、ベッドがありますので頓服を服薬して、ウォークマンを聴いて、安静に横になったりして対処しています。
私は、外出中に調子が悪くなったときのために、自分の服薬している薬を頓服も合わせて持ち歩いています。お薬手帳を薬局で作ってもらいました。そして、ウォークマンを幻聴対処用に携帯しています。私が下関市に来て、一般就労して、仕事で出張するときもありましたし、職場・外出先で調子を崩したこともありました。今は、どこで調子を崩しても対処できるように定期薬・頓服・おくすり手帳、ウォークマンなどを持ち歩いています。頓服を服薬すると残存症状の幻聴と妄想は発現していますが気にならなくなります。また、外出先では公園などで頓服を服薬すると、1時間ぐらいウォークマンを聞いたりして対処します。
私は、自分の歩き回るところは決まっているので土・日の休みの日は、行く先々の場所の地図をよく見たりして公園などをチェックしています。これは、薬の副作用でのどが渇きますので清涼飲料水をたくさん飲みます。それで、トイレが近いので予めトイレのある場所を調べています。薬は、服薬して1時間くらいで効いてきますので、ウォークマンを聴きながらボーっとしています。私は、バスや電車に一人で乗ることができないので、自家用車で移動しています。万一、調子を崩したら、車で公園や海・山の静かなところに行って一休みします。皆さんも、様々なところで調子を崩す人もいるかもしれません。状態のいいときに、予め状態が悪くなったときのために、準備や対処を考えておいてください。
参考までに、私の調子が悪くなったときの場所と対処を以下に示します。
・自宅と職場
@
頓服 Aウォークマン Bベッドで横になって安静にする
・デパート・スーパー
@
頓服 Aウォークマン B用事が済んだら建物を出る C自宅に帰る
・本屋・映画館
@
頓服 A連れ合いと行く
・通院
@
頓服 Aウォークマン
・移動
@バス・電車に一人で乗ることができない A連れ合いと一緒に乗る
B頓服 C自家用車で移動
・出張
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2ヶ月前から体調を整える A頓服 Bウォークマン
C
用事が終わったら横になって安静に休む
・知り合い友人に会う
@
調子が悪くなったことがない
A
頓服を携帯
・土・日休み
@車でドライブ
田舎の信号の少ない道でクラッシクを聴きながらドライブ
A本を読んだり・音楽を聴いて自宅で安静にしておく
・どこに行くときも薬・おくすり手帳・ウォークマンを携帯する
【編集後記】
調子の悪くなることは当事者一人ひとり状況が違うかもしれません。私は自分のことを振り返ってみました。そうすると、行動様式がパターン化しています。私は、何の行動をしたときに調子が悪くなるのか、今では自分自身の勘で分かってくるようになりました。私は、統合失調症歴32年ものキャリアがありますので、なんとなく調子が悪くなるのが、一つ一つの事象で分かってきます。何度も失敗を重ねて一つの対策が見えてきました。定期薬・頓服・ウォークマン等、対処に必要なものが分かってきました。最近は無意識に一連の品々を携行するようになりました。私の行動の中から垣間見える対処は当事者なら誰でも分かることです。時間をかけて経験したことを反芻して病気と障碍の対処をしています。次第に病気と障碍には石橋をたたいて渡るようになりました。何ともいえない統合失調症との付き合いは今後も続きます。これからも病気や障碍と共存して生きていくことになりそうです。厄介な病気に罹患してしまいました。
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