私は、統合失調症を抱えた当事者です。私は世界でたった一人で長い間、統合失調症になすすべもなく翻弄されて生きてきました。ひょんなことから、下関市に流れついて来ました。ナンバーワンの当事者にはなれませんが、オンリーワンのこの世界に同じ人はいないたったひとりだけの人間SAMです。統合失調症と診断された当事者は、一人ひとり症状が違います。同じ人はいない存在です。オンリーワンの存在です。ナンバーワンの当事者にはなれませんが、オンリーワンの自分のできることを続けることはできます。それと、今は結婚して連れ合いがおります。二人とも、統合失調症で症状が同じで、薬も同じです。彼女は、人生という海を渡るパートナーです。お互いの調子が悪かったり、問題を抱えたならば共通の問題として、私と連れ合いは協力します。
多くの障碍者が施設・病院で健全者に近づく事を目標として刷り込まれ、リハビリを一生懸命にしています。生活技術の習得のため、調理･掃除･洗濯･金銭管理・ドラック管理等身につけることは多いです。これらすべてを身に付けるのは難しいです。様々な生活技術を全部できるようになる必要はありません。調理・掃除・洗濯はホーム･ヘルパーに、金銭管理は社協の成年後見制度を使いながら、少しずつできることを増やしていったり、ヘルパーにやってもらうこともオーケーなのではないかと思います。地域社会での自立生活に入り口を狭くしないで広く取って自立生活が出来るように実戦の生活の中で訓練しながらサポートするようにしてはどうだろうかと考えます。
私の連れ合いはSMAPが好きで、今回はネタふりをしてみようと思います。私は、木村君と比べて13歳位私のほうが歳をとっています。連れ合いは、木村君が出る番組はチェックしています。必ずTVを見るのは月曜夜のSMAP・SMAPです。私は、彼女に自分の歳を考えて、もう、そんな歳じゃないよと言いますが彼女は私を全く無視です。
彼女は、礼儀正しい知性的なナイスミドルです。実家で、何の不自由もなく、お嬢様として育てられたと私に言います。確かに、その通りですが、私はそこがシャクです。私はといえば父がリウマチなので働いてなく、生活保護を受けていました。父には虐待を受けていましたし、不自由だらけです。こんな私が、ぐれないでまじめに学校に行っていたのが不思議です。私は、確かに不良になってもおかしくはないと考える今の私がいます。中学・高校と私が不良にならなかったのは、いまだに不思議ですね。幸い中学から少し勉強を始めましたら、成績が上がってきたので面白くなりました。中学のときの恩師が「SAMお前は、大学にいけないのを親のせいにするな、お前は工業高校に行って、○○製作所に就職しなさい。」と、アドバイスされました。会社は、中堅技術者を養成するために高卒社員に選抜試験がありますが、合格すれば会社の学校で大学並みの勉強ができます。この学校で抑うつ状態になり、何とか卒業しましたがその後、元の職場に戻って調子が悪くなって○○製作所家電研究所を退職しました。退職して、再就職先で23歳のときに統合失調症を発病しました。今となれば、いやな思い出がフラッシュバックします。
話が横道にそれましたので、軌道修正します。オンリーワンの話ですが、連れ合いが何を思ったのか、最近お笑いの大御所さんまのTV番組を見ています。何でさんまなのか、私は理解に苦しみます。番組も、几帳面にチェックしています。私は彼女が不可解で、理解に苦しみます。彼女は知性的で優しい人なのになんでさんちゃんなのと・・・・・・・・・・・私には理解不能ですけど、今まで、彼女の笑顔を見たことがなかったので、あれ！連れ合いにはこんな表情もあったのかと始めて気付きました。TVをみて、さんちゃんが面白いとケタケタ笑っています。私としては連れ合いの知性的で優しいところが好きなのにと思いますが彼女の新しい一面を見た気がしました。最近、私が考えているのはお笑いを利用した医療があればいいですね。どんな辛いことがあっても、どんな難病でも、どんな立場の人にも、お笑いで人が笑うということはいい治療効果があると思います。ナンバーワンでなくともオンリーワンの私でも、お笑いを私はTVで見ています。
お笑いのTVを見るということは、精神的に本人に多少は余裕があるはずです。ですから、私は精神科の治療に効果があるのではないかと思うのですが・・・・・！？
私も個人的にSMAPが好きです。個人的に彼らが歌う歌が好きな曲があります。メンバーの一人ひとりが個性的でかっこいいです。お笑いでも、シリアスなドラマでも、ラブソングでも何でもそつなくこなす彼らはすごい人たちです。SMAPはまさに、ナンバーワンでオンリーワンの存在です。私は連れ合いが好きだというSMAPを彼女が好きだというまえのまえのジャニーズのジュニアの頃から知っています。生意気な奴らでしたが光っていました。連れ合いに話さないでおきましょう。
【編集後記】
芸能界の人たちを見ると、彼らはそれなりの才能があると思います。この演技ならこの女優に、またこの男優に、歌とダンスなら彼らに、一芸に秀でた、彼らはそつなくこなします。人には見せない陰で努力した演技や歌をその人やグループにしかできない、一流のセンスでこなしています。私達世間一般の人たちは、病気であったり、何か問題を抱えたり、その人にしか描けないオンリーワンの人生をすすんでいます。格好悪くてもいいのです。人は、笑われて成長します。人はつまずきがないと成長しません。私はオンリーワンの人生をたとえスポットライトが当たらなくても、病気と障碍を抱えて私は人生を全うしていきます。
今は、連れ合いと一緒に楽しいことは2倍に、悲しいことは半分になりました。私達パートナー同士は、順境なときも逆境なときも病気のときも健康なときもお互いが支えあって、ナンバーワンのカップルになれないけど、オンリーワンの人として二人で生きていきます。
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