メンタルにゅーすVol.166

メンタルにゅーすヒエダ

 

「心の病とタバコ」

2014年  Vol.166

CIL(自立生活センター)下関発行

ピア・ハート下関(精神自助会) 編集 SAM

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E-mail  s-cil@feel.ocn.ne.jp

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心の病とタバコ。より寿命を縮めるのは心の病と判明!

タバコが原因で発症する病気として肺疾患や生活習慣病があります。肺ガンにおいては日本人の死因トップであり、タバコによる弊害は非常に大きいものと思われます。一方、このストレス社会において急増しているのが心の病が死因となるケースです。

心の病や精神的ストレスが、命につながる身体的病気の原因の一つとして関与するケースも少なくないのです。タバコと心の病、いずれにせよ危険因子であることには変わりありませんが、死亡リスクが高いのはどちらでしょうか?

イギリスのオックスフォード大学医学部の精神医学研究チームによれば、より短命につながる因子となり得るのは、タバコ関連の病気ではなく、心の病気だそう。例えば、より高齢の方が罹りやすい反復性うつ病では11年、躁うつ病では9年から20年、統合失調症では10年から20年も寿命が縮まるそうです。そして、麻薬やアルコールの乱用にいたっては、寿命が24年早まってしまいます。
一方、ヘビースモーカーがタバコを吸い続けた場合、寿命は10年から20年縮まります。
一昔前に比べると、タバコ関連の病気に対する有効な治療法は確立しており、死亡者数も減少傾向にあります。最近では若者のタバコ離れも著しく、今後もその傾向は強く現れるものと思われます。よって、タバコ関連の病気については特に問題ないでしょう。

一方、心の病については有効な治療法が確立しておらず、心的葛藤の末、自ら命を絶つ人も少なくありません。そのなかにはもちろん高齢者も含まれます。多くの人が心の病で命を落とす背景には、心の病を抱えた患者を支える社会政策上および医療上のネットワークが不十分であるという実態もあります。政府、および医療関係者が一丸となった心の病の患者を支える体制づくりが急務と言えるのではないでしょうか。

  みんなの介護ニュース:http://www.minnanokaigo.com/news/N37129331/

 

【編集後記】

 私は平成2041日を機にタバコをやめました。私がタバコをやめたのは、病院に行き診察をしてもらった際、慢性気管支炎と主治医に診察されたのがきっかけです。タバコを2,3ヶ月やめたら直るよと主治医に言われました。それともう一つの理由は、タバコを喫煙しても咳が出てタバコが旨くないのです。それで、私はタバコをやめようと短絡的に決心しました。私の精神科の主治医が禁煙外来の担当だと数年前うわさを聞いた事があったので、すぐに、病院に電話して禁煙のための主治医になってもらいました。結局、稗田病院では禁煙外来は、立ち消えになりました。私は、稗田病院で自由診療で禁煙に頑張ってみようと思いました。禁煙外来の治療はパッチを貼り、ニコチンを皮膚から吸収するようにしていました。パッチの大きさを大・中・小にしてニコチンの量を段階的に減らしていくのが主な治療です。6年前で、医療費が2ヶ月で45000円くらいしました。私が稗田病院で禁煙外来をはじめて、禁煙した事をうわさで知った看護師さんが禁煙外来に通って5人中一人がうまくいきました。私は、タバコをやめたら1年に1520万円お金がうくので、その分貯金が出来ると考えて禁煙に努力したのがきっかけです。私自身、今このタバコをやめて6年目が迎えられて振り返ると不思議ですね。まあ、禁煙への治療がうまくいき幸せでした。

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