私は、他人から自分を誉められた事がありません。誉められると調子に乗ってしまいますので、自分としては誉められないほうがいいのです。上司は私からのお願いで調子に乗るので誉めないでと伝えているので誉めないのは当然です。
私は自分で自分を誉める事を時々します。仕事で落ち込んだ時、無性に寂しい時などです。今は、連れ合いと2人で生活しているのでお互い声を掛け合って過ごしています。私はここ最近、家に帰っても食事が終わるとパソコンに向かって連れ合いとの会話がないので彼女の機嫌が悪いです。夫婦に会話のないのは問題だと考えています。連れ合いには、申し訳ないとは言っています。申し訳ないが・・・・・・ま、ボチボチやっていきましょう。そう思います。
自分で自分を誉めることは、自分の精神衛生上必要なことです。私の脳には、栄養というかエネルギーを与えなければいけません。私自身自分の仕事を振り返り、冷静に客観的に評価しようと常々考えています。要らぬ雑念を排除して、自分自身を評価するのは大変です。冷静に判断して自分自身を評価する事は難しいですね。家庭生活で連れ合いと上記のようなことを話しています。自分で自分を評価することは、訓練しなければいけないのかなーと思います。
私には確かにエネルギーが必要だと思います。エネルギーの中の僅かなエネルギーで自分の脳にやる気を起こさせるのが、今の私には必要だと思います。私の頭の中でプライベートの部分とオフィシャルの部分では、前者は私の好き嫌いで選ぶことができます。しかし、オフィシャルの部分では好き嫌いで選択し仕事はできません。自分で判断してできることは上司の指示に従いますが、できないことははっきりと断ります。いつも私が考えていることは、健全者に頼んでできることは、彼らに頼んだほうがいいと思います。精神の当事者にしかできないことは、その仕事を私がやらなければいけないと考えています。たとえば、援護寮ヒエダ新聞や私が社会で一人暮らしを始めてからのメンタルにゅーすヒエダなどは、当事者の目線で当事者にしかできない事だと思います。精神の当事者の私はこのメンタルにゅーすヒエダを続けるように自分自身を励ましています。メンタルにゅーすは、平成16年4月より始めました。支援センターひえだの施設長にお願いして発行しました。その後、メンタルにゅーすヒエダはCIL(自立生活センター)下関で発行しています。発行して12年経ち私も年齢が56歳になりました。この期間に色々なことがありました。
制度は、精神保健福祉法から障碍者自立支援法、障碍者総合支援法となりました。制度が変わっても、当事者の私にはそれに従うほかありません。
精神保健福祉法第32条に定められていた精神通院公費は、平成18年4月1日から障碍者自立支援法第58条に定められた自立支援医療費に移行しました。変更となった点は、まず、利用者の自己負担割合が5%から10%に引き上げられた事です。新たな受給条件として精神障碍者の所得額が加えられ、市町村民税(所得割)23万5千円以上を納税している一定所得以上の世帯は原則対象者から除外されますが、低所得者には負担上限額が設定されています。
手帳は持っていて有難いのはバス代が半額になることです。私の仲間の当事者は、殆どバス代が半額になる事だけで手帳を申請している人が多いです。私は当事者ももっと手帳を有効利用してほしいです。映画が千円で観れたり、水族館や美術館、海峡タワーなどが減額されて利用できます。手帳申請は自分の個人情報を行政に申告しますので、そういうことを知って手帳を持つことと、知らないでただバス代が半額になるので手帳を持つこととは、次元が違うのではないかと思います。手帳を持つことと、持たないこととは自分自身でよーくメリット・デメリットを考えて申請してください。すなわち、地域社会で生活することとは、当事者自身に自己決定・自己実現・自己責任が担わされているのです。
話がそれてきましたので元に戻します。人間は生きていることで何らかの評価と実績が伴ってきます。いい評価と実績ならいいですが、悪い評価と実績では結果を眺めたら雲泥の差があります。この2つの評価と実績についての受け止め方をどうするか考えないといけません。悪い評価と実績は冷静に分析して検討しないといけません。ただ普通人間はそこまで考えません。私は神経質なのでそこまで考えてしまいます。そんな時には、自分自身を奮い立たせ、励まし、それらが後を引かないように自分で自分を誉めてあげましょう。当事者本人は一生懸命やったことが悪い結果となった時に、それについて再検討するのはもちろんだけど、まずやり切った自分を誉めてあげましょう。本当によくやったと自分で自分を誉めてあげてください。その上で、何故よい結果が得られなかったのかについて考察して下さい。それが次の仕事(経験)にいい評価と実績となるように次へ未来へとつなげていきましょう。
【編集後記】
精神当事者の皆さん、貴方たちは地域社会で生活して最終的には一般就労を目指して無理をしていませんか。地域社会で生活する事が、就労して生活することではありません。仕事をすると調子が悪くなる当事者もいますのでデイケアに、障碍福祉サービス事業所に通ったりすることもいいことだと思います。病院を退院しても、病気と障碍の回復度に能力差があります。そういう当事者の皆さんもいるはずです。私はそういうことを考えずに以前は働くことを目指していました。私にできることが、すべての精神障碍当事者にできるかといえばそうでなくて、病気と障碍の回復度はそれぞれ違います。多くの仲間の一人ひとりがちがいますので、仲間のすべてが一般就労する事ができるかといえば、それは違います。私は、地域社会で生活保護を受けて生活することも選択肢の一つだと思います。
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