私は、3度目の入院からずっと日記をつけています。日記といってもたいしたことはありません。以下のようなパターンで記録しています。
@
起床時間
A
体重
B
血圧 朝 / P=(脈)
C
血圧 夜
/
P=
D
症状日誌
以降の行はその日にあったことを箇条書きに、日記だから作文を書こうとしたら続きませんので、私は箇条書きにしています。
例えばある日あるときの日記は、
H24年11月16日(金)
@
起床時間 5:00(6時間) カッコ内は睡眠時間
A
体重 74.5kg
B
血圧 朝 130/83mmHg P=(脈)74
C
血圧 夜 120/76mmHg
P=60
D
症状日誌 メンタル クリア
E
服薬 朝(○ )、昼(○ )、夕(○ )、眠前(○ )
F
朝食後散歩行く
G
妻、朝病院に行く
H
昼食後野菜ジュース飲む
I
義理の弟に夕電話かける
と記録しています。
人間の身体の調子は脈や血圧、体温で異変が分かりますので毎日記録を皆さんに薦めます。日記は、私の場合ではこのような箇条書きならば続きました。皆さんも一度試してみてください。
私は、3度目の入院から、何か物事を始めたら続けようと決心しました。日記を再開しました。今まで、何をやっても続かないのでパターン化したものが上記の紹介したものです。それが、連れ合いと結婚したときに2年間日記をやめていましたがまた始めました。私の人生を振り返ったときに、再発のたびに、私の持ち物は処分されていました。私の記録は日記と金銭管理帳だけとなりました。私のアルバムはもうありません。再発しないようにしないと私の持ち物は処分されてしまいます。結婚してから、さすがにそんなことはありません。生活訓練施設援護寮ヒエダに入所する前の3回の入院で私の物は、処分されたのかなくなってしまいました。私が入院するたびに私の物がなくなります。私が処分していないので、たぶん家族が処分したのでしょう。何時か処分を自分でしないといけないので、自分が処分しないのでよかったと、私はそう考えています。
話を元に戻します。私は、自分で決めてやり始めたことは続けています。「継続は力なり」という格言があります。今その格言は私の心の中にしみじみと入り、感じることができます。○○歳のとき、何を考えて生きていたか日記を見ると詳細に分かります。私の財産は、心の中にあります。両親・叔父・祖父母、兄弟を除くと皆亡くなっています。私の親族のSAM家は、純粋な血統は私の代で終わりにします。子供は欲しいですが、私と連れ合いでは育てる余裕がありません。お互いに統合失調症なので、子供へ遺伝する可能性もあります。それだから、結婚する前に連れ合いと話し合って子供は作らないと決めました。
そのことも、日記に書いてありました。日記のノートに涙の痕がありました。悲しかったのです。私は少し残念な気がしました。まあそんな、色んなことが日記に記録してあります。自分の生きてきたうちの56年間のうちの17年間が記録されています。これからも日記を続けていこうと思います。日記は箇条書きが多いので、振り返ってもそんなに時間はかからず見つけて、読み直すことができます。
私の格言を紹介します。「日記は3日坊主の人ほどよく続く」、それは問題意識を持っている当事者こそ日記を続けることができます。だまされたと思って、私のやり方で日記をつけてみてください。私は自慢じゃないけど日記は続きませんでした。箇条書きの日記なら私にも続きました。長く問題意識を抱えて、私の日記の執り方に騙されたと思って、真似してみて下さい。日記の記録は5〜10分くらいです。自分の人生を振り返ったときに、新たに感じることがあります。それは経験しないと分かりません。私は、毎日の日記の記録で特に記録が多くないときは問題ないけど、たくさん記録を書いているときは、自分でも気づかされます。調子が悪いのだなと未来の私が気づきます。その気づきが、私を冷静に現実界に戻します。皆さん日記を始めてみませんか・・・・・・・?
【編集後記】
私は、自慢じゃないけど何を始めても続きません。今から17年前まで39歳までの人生で何十回も、何百回も何を始めても続いたためしがありません。それが、3回目の入院を機して日記というより記録しようと思い立ち、続けるためにはどのようなフォーマットが日記の記録で必要か考えました。何故そのようなことを始めたのか、気づかないうちに日記を執っていました。それが何故続いているのか不思議に思って日記を振り返っていました。日付、曜日、起床時間、体重、血圧、症状日誌、服薬等と少しずつ進化しながらワンパターンの日記が続いています。日記は、ただ記録するだけでなく、振り返って見る習慣をつけると、また楽しく・冷静に考察することができます。人間は、言葉・道具・火を操り、2足歩行で他の動物の追随を引き離しています。かわりに人間は動物的な感性をなくしました。私は、精神科病院に入院するたびに3度とも服薬を止めて調子を崩しました。私はお調子者です。病気と障碍に真摯に向かい合い服薬を遵守しないといけないと反省します。私は、退院の度にそのように冷静に心に刻みつけています。
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