私は平成28年2月5日にインフルエンザに罹患しました。主治医に一週間の外出禁止と出勤停止を言い渡されました。タミフルを5日間服薬して自宅で臥せっていました。
私は57年間生きていますが、今までインフルエンザに罹ったことがありませんでした。今まで運が良かったのか悪かったのか、私はインフルエンザに絶対罹らない自信があり、SAMには無関係の病気だと思っていました。たまたま、妻が風邪を引いたらしいので病院に連れて行ってくれと頼まれたので同行しました。その朝、私も少しのどがイガイガし咳が出ていましたのでSAMも風邪を引いているので、受診しようと考えていましたので妻と同行して病院に行きました。
まず最初に妻が診察を受けインフルエンザの検査をしました。インフルエンザのA型の陽性反応が出ました。すぐに医師の指示で同居しているSAMもインフルエンザの検査を受けました。SAMは、A型とB型の陽性反応が出ました。病院内でマスクをする指示を受け、一般の患者さんとは別の待合室で待機して、インフルエンザの薬タミフルを5日間朝夕の2回食後に服薬の指示と仕事を1週間休みなさいと指示がありました。
SAMは、当初インフルエンザを軽く見ていました。予防接種を受けているし、たとえ罹患してもそんなにひどい症状が出ないだろうと高を括っていました。ところが、その夜40度近い熱が出ました。救急車で病院に搬送され、治療を受けました。点滴と熱さましの薬を処方されました。熱が38.5度以上あったら熱さましの薬を飲む事を指示されました。薬と薬の間は6時間以上空けて熱さましの薬を飲むように指示されました。この高熱には、SAMには呼吸が苦しくて、本当に死ぬのではないかと思うくらい辛かったです。熱は3日3晩続きました。インフルエンザに罹患したのが初めてだったので40度近い高熱が出る事、その辛さが始めて身にしみました。皆さん、マスク、手洗い、うがいをしましょう。
ここからは、インフルエンザ一般についてお話します。
インフルエンザは、インフルエンザウィルスによって起こるウィルス性呼吸器感染症です。世界中で、全年齢にみられる普遍的で最も頻度の高い重要な病気で、小児と高齢者で重症化しやすいとされています。流行の規模は一定ではありませんが、毎年冬季に流行が見られ、学級閉鎖の原因や高齢者施設における施設内流行の原因になります。
A・B・C型のインフルエンザウィルスがありますが、臨床的に問題になるのは、A型の2亜型(Aソ連型とA香港型)とB型です。2009年春には、豚由来の新型インフルエンザウィルスA型が出現しました。このウィルスはその後世界中に広まり、WHO(世界保健機関)は6月にパンデミック(世界的流行)の宣言をしました。日本においても同年の秋から冬にかけて、小児を中心に非常に沢山の方が感染しました。インフルエンザは、人の鼻咽頭で増殖したウィルスが、飛沫感染でほかの人の鼻咽頭の細胞に感染して発症します。
いずれの型のインフルエンザも1〜3日の潜伏期を経て、悪寒を伴う高熱、全身倦怠感を伴って急激に発症します。鼻汁、咳、咽頭痛などの呼吸器症状や、吐き気、嘔吐、下痢などの消化器症状を伴う事が多く、頭痛、関節痛も現れます。筋炎を起こすと筋肉痛が生じ、下肢の場合は歩行困難になる事もあります。
症状の程度・持続期間は、流行ウィルスの種類、年齢、過去の罹患状況などによって様々ですが、合併症がない場合、1週間から10日以内に軽快します。発症した場合の重症度は、ウィルス側の要因(前回からの流行の期間やウィルスの変異の度合い)と、個体側の要因(感染歴や免疫状態)などによって違います。
乳幼児は初感染である事が多く、成人に比べて重症化しやすく、また高熱による熱性けいれんを起こすことがあります。細菌性の肺炎や中耳炎の合併があると高熱が続きます。
以上簡単にインフルエンザの事を書きました。ご参考にして下さい。
【編集後記】
今回、57年生きてきて初めて、インフルエンザに罹患しました。私は、今までインフルエンザに罹患しなかったので、私には無関係の病気と思っていました。それで、インフルエンザ対策などのマスク、手洗い・うがいの励行など行った事はありませんでした。今回罹患した事で性根が入りました。あんな高熱が3日3晩も続いて食事も取れず、睡眠も満足に取れませんでした。苦しくて辛いインフルエンザの罹患でした。こんな事のないように、手洗い・うがいの励行とマスクをしようと思います。インフルエンザは罹患しないよう生活習慣を正し、栄養のあるものを食べ、うがい・手洗いと飛沫鼻咽頭感染しないようにマスクをしましょう。私は、今回のインフルエンザ感染で様々な事を考えさせられたいい経験をしました。インフルエンザに罹ったかなと思ったら、病院で検査を受けましょう、そしてもし罹ったなら服薬し安静にして休みましょう。人にうつしてもうつされてもいやなので各自対策を講じましょう。
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