私が入院していたときに患者仲間で、30代で総入れ歯の人が何人か居ました。精神障害者はセルフケアが意欲の減退でできてない方が多いのではないかと思います。かく言う私も、部分入れ歯をしています。奥歯は虫歯の治療痕です。健康な歯は前歯の数本のみというものです。虫歯の治療をしても、2,3ヶ月するとすぐまた虫歯ができ治療、この繰り返しで歯はますます悪くなっていきます。そこで私は、歯のブラッシングを一人で勉強しました。また、歯と歯の間を糸で掃除するフロスをかけています。そして、1ヶ月に一度、歯科医院に歯のクリーニングに行っております。これで、もう2年間歯の治療はしていません。歯の磨き方を、以下に示しますので皆さん正しい歯磨きを励行しましょう。
ここでは歯の磨き方を説明します。
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ブラッシング
歯の磨き方には、代表的なものに1.スクラッビング法、2.バス法、3.フォーンズ法、4.ローリング法などがありますが、それぞれ、歯と歯肉の状態と目的に応じて磨き方も異なってきます。
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1.スクラッビング法
歯ブラシの毛先を歯面に直角に軽くあて、前後に細かく振動させながら歯を磨きます。奥歯の咬合面はかき出すようにして磨き、歯肉はできるだけこすらないようにします。
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2.バ ス 法
歯ブラシをエンピツの要領で持ち、ブラシの先を歯と歯肉の境目に向けて45°の角度にあて、2〜3歯ずつ左右にこまかく往復運動させて、汚れをかき出します。
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3.フォーンズ法
上下の歯をかみ合わせ、歯ブラシの毛先を歯面に直角にあて、円を描くようにこすります。歯の裏側は前後に歯ブラシを移動させます。
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4.ローリング法
歯に沿わせて歯ブラシをあて、その位置で圧をかけたままゆっくりと回転させます。なるべく歯から歯ブラシを離さないようにして、毛先を押さえつけながら回転するのがコツです。
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歯垢のつきやすい部分
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歯を磨くときは、特に注意しなければならないのが、咬み合わせや歯と歯肉の間などの歯垢のつきやすい部分です。これらの部分の歯磨きをおろそかにすると、むし歯や歯周病の原因になります。
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歯間清掃
歯と歯の間を清掃するには、歯ブラシだけでは不十分です。歯間ブラシやデンタルフロスを使ってむし歯になりやすい歯間のプラーク(歯垢)もきれいに取り除きましょう。
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フ ロ ス
30〜50cmの長さにフロスを取り、両方の中指に巻きつけて、親指と人さし指を使ってコントロールします。フロスの糸の部分を歯と歯の間に入れて、のこぎりを引くように、前後にゆっくりと動かして歯垢を取り除きます。
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歯 間 ブ ラ シ
歯間ブラシのブラシ部分を歯と歯のすき間に入れ、ゆくっり往復運動させて、歯垢をかき出します。(注意点:歯間にすき間のない場合は無理に歯間ブラシを使わないようにして下さい。歯間乳頭を傷つけるおそれがあります。)
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【編集後記】
歯は、きちんと磨いて、自分の歯で食物を食べたいものですね。入れ歯を入れた人に聞くと、食事が以前の自分の歯で食べていたときと較べて美味しくないといいます。
私は、歯の磨き方を真剣に勉強したのは治療をすると痛いしお金が高くつくので、毎日のセルフケアで、歯をきちんとケアすればいいのだと考えました。いつも気をつけていることは、食べ物を食べたら、うがいをして、食物の残りかすを取り除くことです。皆さん自分の歯は大切にしましょう。
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