メンタルにゅーす22 メンタルにゅーすVol.22

 

メンタルにゅーすヒエダ

 

昂揚

精神病と付き合うには?

200710月  Vol.22

発行責任者 SAM

CIL(自立生活センター)下関

Tel(0832)-63-2687

FAX(0832)-63-2688

E-mail  s-cil@feel.ocn.ne.jp

URL  http://members.jcom.home.ne.jp/s-cil/

 私は、今年の1月からネットの精神科セカンドオピニオンで減薬を始めました。

理由

@    身体が重い

A    薬により喜怒哀楽の感情がでない、出せない

B    私は、ロボットか?人間か?

C    この5年間、精神の差別・偏見を知っているので感情を押し殺して生きてきた

D    減薬に際しその間の副作用、症状をすべて調べた

E    昂揚状態であると当事者は、自覚がないが、私にとって1つの救いは自分の症状に自覚がある

 

効果

@    体が軽い()

A    感情が出るが高低両極端になる

 

結果

@    私は今回の減薬は止め、元の安定期の薬の量に戻す

A    昂揚状態のすべての自覚があったのでよかった

B    色んな人たちに心配・迷惑をかけた

C    自業自得

結論(精神の病気と障害と、共に生きるには)

 教訓

@    闘うのではなく、向き合う

A    常に、ニュートラル状態で押されれば引き、引けば押す、柳の木のように、病気と障害に向き合う。

@    服薬は大切(効果:状態の安定化、再発予防)

 

 

 私は、精神の当事者は世間の差別・偏見で自分達の感情を押し殺して生きているように考えますが、みなさんはいかがですか?病院や施設職員に依存・よく見られようと仮面をかぶって、辛くても辛くないよ、悲しくても悲しくないよと振舞っていませんか?

 パターナリズムという言葉がありますがみなさんはご存知ですか?

【意味】家父長的な温情主義、親と子、支配者と被支配者、医師と患者などの関係にみられる保護・統制の態度、相手に対し保護や配慮はするが、権利は認めない。

近年、パターナリズムには問題ありと考えて、精神科病院、精神科各施設の職員はこれについて、患者の対応の仕方を考え直しています。しかし、みなさんそれについては、依然として仕方のないこともわかって下さい。我々、当事者にも問題があります。それは『依存』です。

 今こそ、我々当事者は、『依存から脱皮』しなければいけないと思います。皆さんも真剣に考えてみてください。 

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