メンタルにゅーすヒエダ

 

「スランプ」

2017417日  Vol.227

CIL(自立生活センター)下関発行

ピア・ハート下関(精神自助会) 編集 SAM

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E-mail  s-cil@feel.ocn.ne.jp

URL    http://blog.livedoor.jp/npo_light/archives/cat_8979.html

 長く仕事をやっていると、何をやってもうまくいかないときがあります。SAMの場合は、メンタルにゅーすの編集です。今私は、スランプの真っ最中です。これがあるので、メンタルにゅーすを先に先に編集をしてストックしています。メンタルにゅーすも発行100号くらいまでは、ネタも苦労しませんでした。しかし、それ以後は苦労しています。

 メンタルにゅーすを発行して227号になりますが、何度もスランプを経験してくるとまたスランプかと慣れてきます。経験的にスランプが2ヶ月以上続いたことはありませんので、何とかなると今はそんなに心配していません。

 今回いい機会ですから、スランプを冷静に分析してみます。何か新しいことをはじめると、成果が60パーセントくらいまで進むと、停滞期があります。そこをしばらく我慢すると落ち着いて伸び上がってきます。次に成果が80パーセントまで上がってきますと、また停滞期があります。このように何か始めると、SAMには何をやってもうまくいかない停滞期が2回あります。

 停滞期には、SAMはアクセクしてしまいますが基本的に頑張っても頑張ってなくても一定の停滞期を凌げば何とかなります。ですから、スランプに入ると今は第一停滞期、第二停滞期を、冷静に受け止めている自分がいます。そんなときには、他の仕事をしていると、スランプの仕事にしばらく時間をおいて再トライすると停滞期を脱することができます。ここでの基本は、けっして仕事を投げ出さないことです。

 物事すべてにいえることは、「継続」です。皆さんも簡単に物事を投げ出さないでください。長く自分をやっていれば、自分の物事の進み具合が分かってきます。スランプを自分なりの対処法で凌いでいれば道は開けます。SAMはスランプの停滞期に入ってもジタバタすることはありません。何とかなることを何100回も経験的に体験しているので、あまり深刻に捉えていません。「何とかなるサー」と軽い気持ちで捉えています。仕事に行き詰ると周囲の同僚や上司に相談しています。結局自分で仕事を立て直すしかありません。自分でも分かっていますが、時々投げ出したくなることもあります。しかし、根が真面目で責任感が強いのでそんなことはしません。大体がジタバタ、アクセクしていますが一定の時間が経過すると知らず知らずの間にスランプから抜け出しています。スランプを抜けた成果物もSAMは過大に期待をしていません。今回はこんなものだと受け入れています。野球なら打率が3割前後ですが。SAMも冷静に考えると物事3割の凡打でヒットを打って塁に出れば御の字だと受け止めています。凡打の積み重ねで打点に繋がることってありますのでバッターボックスに立って打点に貢献できるように体調の管理をして、物事に仕事に取り組んでいます。

 常に、物事や仕事に取り組むモチベーションの維持には気を使っています。基本は、今やっている仕事からしばらく離れてみるといいアイデアが浮かんできます。その場その場、その状況しだいですが、SAMはジタバタしています。私は私でそれらを分析するとそれはそれでいいと思います。問題は受け止め方しだいではないのかと思います。たとえば、同じ仕事をやっていてもストレスが80パーセントの人がいれば40パーセントで受け止める人もいます。物事や仕事の受け止め方しだいでうまく進むことって皆さん経験したことってありませんか。私もストレスで潰されそうになりながら、何とかそれらを凌いでいます。基本スランプって誰にも経験することです。問題は受け止め方です。そして、モチベーションの維持の仕方等が物事を継続することの鍵になると思います。

 自分の周りの人たちを冷静に観察してみてください。人間何らかの悩み・問題、病気や障碍を抱えて生きています。決して自分だけがつらい目にあっているわけではありません。人それぞれに何か重い荷物を抱えながら生きているのです。けっして自分だけがつらい目に遭遇しているのではないと、SAMは受け止めながら生きています。

 自分で荷物が重ければ、誰かに分けて持ってもらえばいいし、荷物を荷車や車に載せることもできます。問題はスランプの受け止め方しだいで凌げるのではないかと思います。自分の周りの人にヘルプを頼んだり、相談をしてみてください。また自分が誰かに何かで相談されたり、ヘルプを頼まれることがあります。人間持ちつ持たれつですよ。皆さん、周りの人が苦難に直面しているのに気づいたら手を差し伸べてあげてください。

【編集後記】

 私は今でもスランプに陥るとジタバタしています。所詮は貧乏性で心配性なのでしょうね。今回スランプを冷静に分析してみて、いい勉強になりました。基本は、スランプの受け止め方次第だと思います。私の周りの同僚を見ると、スランプを感じさせず精力的に仕事をしている同僚がいます。何であんなに、とんとん拍子に仕事が進んでいるのかと羨ましいやら、自分が情けないやら心中穏やかではありません。やっている仕事の内容にもよりますが、メンタルにゅーすのように言葉を紡ぎ出す仕事は大変なのです。頭の中から一行の文章も浮かばないときがあります。

 最近は、今スランプの停滞期だと受け止め、ジタバタしなくなりました。スランプを経験した初めのころは、何か理由が分からず仕事の不振が続いていました。今はあわてず騒がず落ち着いたスランプの対応をして、その度ごとに対処をしております。自分自身を責めないで冷静に受け止め、モチベーションを落とさないように、受け止め方の工夫をしています。そして、継続していくことが非常に大切なことです。

 私はCIL下関NPO法人らいとで入社してから今まで一人で精神関係、事業助成金の捻出、メンタルにゅーすの編集、今はこれに精神・知的のプロジェクトチームの仕事もしております。メンタルにゅーすで文章の編集をすることで、文章を書く仕事で精神関係の冊子を何度か編集しました。自分に冊子編集の才能があることを発見したのは、私の大いなる収穫でした。

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