メンタルにゅーすヒエダ

 

「つづける」

2017615日  Vol.231

CIL(自立生活センター)下関発行

ピア・ハート下関(精神自助会) 編集 SAM

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 下関に来てからこれまで私を動かし続けてきたものは何だろう。「継続」つまり、物事を続けることを投げ出さず、諦めず、自分自身を奮い立たせてきたからだろうと思います。私は、日立製作所の会社の学校を卒業しましたが、この学校は「京浜工業高等専門学院」、卒業生は単に「京専」と呼びます。その学校の学院長は、学生に「継続は力なり」とよく言っていました。私は、また学院長が話していると馬鹿にしていました。いま、あれから卒業して36年の時が経過しました。この歳になって私もこの言葉「継続は力なり」ということの意味が分かり、味わいが実感できるようになりました。つまり続けていればそれが自分にとり力となり自信になります。そこからうねりとなり周りを巻き込んで大きな大きな力となっていくよと学院長は言いたかったのでしょう。年かさのいかない人間のできていない私は、その当時、学院長の話に聞く耳を持っていませんでした。私自身この「継続は力なり」の言葉はメンタルにゅーすを始めて50号の編集あたりから実感が湧いてきました。

 私は、歳をとってから本を読む機会があり、この言葉「継続は力なり」のことを先人たちの本の中で見つけました。格言ですね。良い格言は時を超えて人々に語り継がれていきます。時代を重ねても風化せず清新な爽やかな気分になります。ほんとによい言葉ですね。

 ところで、ニュースレターを始めるきっかけになった「援護寮ヒエダ新聞」から「メンタルにゅーすヒエダ」までかれこれ15年、時が過ぎ去りました。最近になると仲間の当事者も病院の職員も福祉施設の職員も私を認知してくれ声援を送ってくれます。有り難いことです。私は、ニュースレターを始めた頃から変わらず、淡々と編集をして校正をして発行して配布することを13年続けてきました。その時々の区切りで「援護寮ヒエダ新聞」から「精神障碍者自立生活マニュアル」の冊子を作りました。「メンタルにゅーすヒエダ」からは2つの冊子を作りました。一冊は「精神障碍当事者のための地域で送る快適自立生活」と一冊は「改訂版精神当事者を抱える家族・親族のために〜精神当事者との対応の仕方〜」を作りました。思えばニュースレターの編集に15年ほど携わっています。

 私は自分では、そんなに頭がいいとは思いませんが、新たな才能に気づきました。物事を継続する才能、コツコツとデーターを積み上げ冊子にする才能があることに気づきました。これは私にとって思いもよらない才能ですね。もともと飽きやすの惚れやす、物事に長続きしたことはありません。総じて、三日坊主です。でも私の新たな才能も継続し努力の結果かもしれません。京専の学院長のお話から時を超えて35年も経って継続の大切さを時遅くして理解しその有難み感じ入ります。JIL内でも、メーリングで「メンタルにゅーすヒエダ」の認知度は左様の広がりがあることを感じております。ホームページには訪問者のコメントコーナーもありますので感想・声援のメッセージを送ってください。皆様宜しくお願いします。

 メンタルにゅーすの文章を推敲して編集している中で、私の頭の中で次から次に文章が溢れ出てくるかと言えばそうではありません。最近は遅々として文章は思い浮かびません。言葉を推敲し簡単な文章に載せつむぎ出し、基本は分かりやすい文章を目指しています。メンタルにゅーすは、私一人が編集しているのではありません。下関の“はまゆう”と言う団体の土井氏に校正をお願いして、精神保健福祉士の立場からチェックをしてもらっています。以前は、編集したメンタルにゅーすの殆どが赤ペンを入れられていましたが、今は「格助詞のて、に、を、は」などの修正になりました。私も少しは、文章の編集に慣れたのでしょうか?下関に移住してきてから15年目になりますが、この間ずっとニュースレターを編集しております。メンタルにゅーすの読者は、私の文章の文体を感じ取るのか、私がネット等のトピックスをパクッて編集すると時々特定の人が、編集に苦労しているねと声をかけてくれます。ニュースレターを続けるということは大変なんです。かといって、メンタルにゅーすの編集を止めたいと言っているのではありません。文章のネタがさっぱり出てこない事が時々ありそれが私の恐怖感を助長します。ネタが出なくなり、メンタルにゅーすの発行が出来なくなるのが夢にまで出る事が過去にはありました。総じて、メンタルニュースは、暇を見ては先へ先へ未来の発行を先取りして各号を編集してストックしていますので私は安心しています。メンタルにゅーすの発行を止めてしまう訳には行かないので、責任を持ってやっています。

 

【編集後記】

  最近ちょっと心配なことがあります。検索エンジンHao123で勝手に“メンタルにゅーすヒエダに関する広告”として広告を、SAMの了承を得ずに出されました。知的所有権をなんだと考えているのか私は内心遺憾に思っています。どの個人、広告会社がやっているのか名前が出ていませんのでクレームを入れることが出来ません。いい方を変えればまーそれだけ、メンタルにゅーすを検索、閲覧している人たちがいることだと思います。しかしなんと失礼な人たちなのでしょうか。こういうことを平気でやってしまう人たちがいること、人間としての最低限のマナーも守れない一部の人、広告会社に憤慨しております。トップページに戻る