メンタルにゅーすヒエダ

 

「長い安定から

突然の状態増悪」

20171016日  Vol.238

CIL(自立生活センター)下関発行

ピア・ハート下関(精神自助会) 編集 SAM

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先日、自助会のメンバーから突然相談がありました。今まで、状態も安定していたのが突然、幻聴が現れて不安になりSAMにメールが来ました。私も、年二回の季節の変わり目の状態が悪いときでしたので、メールに気がつきませんでした。結局翌日に、私も彼女のことが心配になり、連絡を取りました。よく話を聞くとめったにしない仕事をして緊張したみたいでした。それで、幻聴が現れて不安になったそうです。自分はどうなるのだろう、もしかして入院するのか考えていたのかもしれません。私が彼女に感心したのは、状態の変化に気づき当事者への相談や受診につなげて主治医の診察を受けたことです。彼女が何故不安になったのかというと、長い状態の安定で突然幻聴が現れたからです。そして、主治医に受診したことが、状態の悪化をせき止めたのだと思います。こういうことってよくあることなので慌てふためかないでください。当事者のみなさんも、自分の調子が悪くなったり、何か普段と違う違和感があれば、当事者に相談したり、自分の主治医への受診につなげてください。

SAMが調子を崩す、4つの要因を上げますので皆さんも考えてみてください。

1.  不眠

2.  ストレス

3.  服薬

4.  環境の変化

以上の4つがSAMが調子を崩す要因です。

不眠で体調を崩すことは多いと思います。特に精神の当事者には睡眠は大切なことです。私は眠れなくとも、身体を休めています。それでも少しは、睡眠が取れることもあります。睡眠は精神当事者には状態の悪化を招く要因なので気をつけてください。私は、睡眠が取れないときは、仕事を休むか、短縮就労にして早めに帰宅して安静にしております。こんなときが時々ありますので、あまり慌てふためくことはありません。長い状態の変化を体験していますので状態の変化にオロオロすることはありません。

ストレスで体調を崩すことがあります。私の場合、めったにしない緊張する仕事をしたり、同僚と仕事のことで議論したりすると調子が悪くなります。また、職場に私の知らないお客さんが来ると、幻聴や妄想が増悪することがあります。覚醒時ずっと、幻聴と妄想はありますが、そのときとは違うパワーアップして幻聴と妄想が現れますのでなるべく我慢して仕事をしていますが、余りにひどいと早退しています。

服薬で調子を崩すことがあります。それは、服薬忘れです。服薬は、状態の安定化と再発の予防に効果があります。ですので、服薬の遵守を心がけてください。状態が安定していると、自分の精神病はもう治ったと考えてしまって服薬をやめてしまい再発する当事者もいますので気をつけてください。状態が安定していて、日常の生活の中に溶け込むように服薬を無意識に遵守できているときはいいのですが、ひょっとして自分には服薬は必要ないと考えて服薬をやめて、私も調子を崩したことがあります。状態の悪化に気づき服薬を再開して、状態の増悪を防いだこともありSAMの経験者のお話を役立ててください。服薬をやめると、なんだか身体が楽になり気分が高揚してきますが、これを自分の調子がいいのだと誤認して入院してしまった経験もあります。薬の大切さが身にしみます。

環境で調子を崩すことがあります。仕事なら初めて経験すること、苦手な人間関係など、自分のおかれている環境で調子を崩すことって皆さんにはありませんか。私は、友人や知り合いを余りたくさん作らないようにしています。根っから余り社交的でないのもありますが、友人・知り合いは少ないです。職場でも同僚と話すことは仕事の話のみで雑談をすることはありません。私の任されている仕事が一人職なので仕方ないのかもしれません。

以上、SAMが調子を崩す4つの要因でした。この4つのほかにSAMは季節の変わり目に調子を崩すことがあります。冬から春の変わり目と、秋から冬の変わり目に調子を崩します。この調子を崩すことが毎年の行事にようにやってきますので、病気と障碍の対処と服薬の大切さは身にしみてよく分かります。したがって、自分が精神病を患っていることを実感しますので、服薬の遵守を気づかされます。私が統合失調症を発病して入院してから安定してきたころに主治医が長期間の服薬が大切だといわれて、途中服薬忘れで調子を崩したこともありますが、発病してから服薬を守っています。統合失調症を抱えて35年になります。これだけの期間服薬しています。案外服薬を守っていることで、状態も大きく崩れていませんし、病気と障碍に向かい合って対処しています。このまま、服薬を守っていこうと考えています。

【編集後記】

 長く状態の安定期が続いて、自分が精神病を忘れるくらいのとき、服薬をやめてしまうと再発しますよ。当事者の皆さん気をつけてくださいね。安定期が続いて、幻聴や妄想が現れても慌てふためかないでください。自分の精神や身体に異常を感じたら、病院の受診を心がけてください。状態の異変に気づいたならば、SAMはまずは第一に精神科の門をたたき、主治医の受診につなげています。早めの受診が状態の回復に重度化防止に役に立ちます。そして状態の増悪の前後に自分の身に起きたことを主治医に伝えてください。薬が増えるかもしれませんが、状態が回復すれば主治医に減薬できるか伝えてみてください。一過性の状態の増悪かもしれません。SAMも覚醒時継続して幻聴があることに最初は恐れを抱いていましたが、主治医が幻聴と妄想が残存しても、地域社会で生活している当事者は結構いますよと教えてもらい安心した記憶があります。問題は、残存した幻聴と妄想に囚(とら)われないことが大切なことなのだと思います。

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