メンタルにゅーす24 メンタルにゅーすVol.24

 

メンタルにゅーすヒエダ

 

再出発

      (社会復帰)

 

20082月  Vol.24

発行責任者 SAM

CIL(自立生活センター)下関

Tel(0832)-63-2687

FAX(0832)-63-2688

E-mail  s-cil@feel.ocn.ne.jp

URL  http://members.jcom.home.ne.jp/s-cil/

 朝晩、寒い日が続きますが皆様いかがお過ごしですか?私は、減薬のせいで昨年、入院してしまいましたがぼちぼち生活をしております。

3回目の入退院で、社会復帰施設の援護寮ヒエダを利用して、一人暮らしをした経験があったので、3ヶ月の入院で社会になじむのに3ヶ月を要しました。それにしても、ホスピタリズム(施設症)になってしまうとは思いもしませんでした。退院してアパートでの生活は、幻聴と被害妄想、周りの人に対しての対人恐怖、生活音に対する過敏さはなかなか慣れることができませんでした。

唯一、私が救われたのは職場復帰が自然に移行できたことです。戻れるところが私にはあったことはラッキーでした。また、職場の上司、同僚には、この5年間、精神障害について、個々に少しずつ理解と啓蒙に努めていたことも職場復帰に移行できた大きな理由でした。

社会の中で一般就労している精神障害者はまだまだ少ないのが現状です、しかし、私たちマイノリティ(少数者)が、自分たちが生活しやすいように周りの人々に訴えたり、運動していかないと、私たちのQOL(生活の質)は上がっていきません。

私がメンタルにゅーすヒエダを編集している理由をそろそろ明らかにしていかなければいけないと思います。私は、稗田病院、敷地内の各施設の当事者のエンパワメント(自らが情報を仕入れて自己選択・自己決定・自己実現・自己責任でもって力づけ自立生活をしていくこと)していくことに全精力を使い尽くしていきたいと思っています。そしてできれば、下関市内の精神の当事者のエンパワメントもしていきたいです。

私は、残存した症状(幻聴、妄想)がありますのでこういったにゅーす媒体でしか皆様にお伝えすることができませんが、今後とも宜しくお願致します。

私が今回の退院で社会復帰時に注意したことをお話します。

@    通院・服薬

A    規則正しい生活

B    睡眠時間の確保

C    アガムの法則(あせったり、がんばったり、むりしない)

D    どんなことがあっても「大丈夫・大丈夫」と何かにつけ念仏を頭の中で唱える。

E    婚約者との電話ピア・カウンセリング(ソフトバンク・ホワイトプラン利用)

F    一日に一つやることを決めて実行する。

G    具合が悪くなったら休憩する。(横になって安静にしておく)

H    迷ったら何にもしない。

I    生活スタイルを変えない。

@    散歩

A    クラシック音楽を聴く。(心が落ち着く)

【編集後記】

  去年、私は年男でしたが住居の引越し、婚約、病気の再発による入院とドラマチックな1年を経験しました。これも人生、あれも人生と今では落ち着いて振り返れるようになれました。入院のとき助かったのは、婚約者の面会と貯金をある程度していたので特に困りませんでした。普段から、貯金の習慣はつけておいたほうがいいのが再認識されました。

また、自分の周りに困ったときに相談・支援してくれる人達がいたことは、私にとって非常にラッキーでした。人生何が起こるかわかりません。私は、今思います。「穏やかで静か」に生活していければいいなーと・・・・・、

もう一つ思ったことがあります。「継続は力なり」ひねくれず、投げ出さず、常にやり始めたことは続けることではないかーと・・・・・

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