メンタルにゅーすヒエダ

 

「急にイライラしたときの

対処法」

201831日  Vol.247

CIL(自立生活センター)下関発行

ピア・ハート下関(精神自助会) 編集 SAM

TEL(083)-263-2687

FAX(083)-263-2688

E-mail  s-cil@feel.ocn.ne.jp

メンタルひえだURL    http://blog.livedoor.jp/npo_light/archives/cat_8979.html

普段の生活の中で状態が悪くなりイライラしたとき皆さんはどうしていますか。周りの人が気づいて、「落ち着いて、落ち着いて!」と言われても、落ち着けないのでイライラしているのに、そういわれるとますます落ち着けないことってありませんか?休日の休みなら、自宅で安静にしていることが出来るので何とか対処できます。仕事中にイライラすると私自身なかなか落ち着きません。私が、やっている対処を皆さんに紹介します。

1.焦燥時の頓服を服薬します。

2.事務所のベッドで横になる。

3.外界の音や声を遮断する。

@   iPodを使う(音楽を聴く)

A   気分転換に事務所の近くの公園に散歩に行く。

4.早退する。

私の場合、1から3の対処で大体はイライラが落ち着いてきます。それでも落ち着かないときは、早退をしています。自宅は静かですのでベッドで2時間くらいもすると落ち着いてきます。私の場合ひたすら安静にすることしか出来なく、イライラの状態が辛いです。周囲の人に言葉で攻撃的になるときがありますので、そんなときは早々に早退して自宅で安静にしております。

 それと、状態の落ち着いているときに対処法を考えておくことを皆さんにお勧めします。

私には躁鬱状態もあります。以下に、私の状態増悪時の緊急対処マニュアルを掲載しますのでご参考ください。

SAM状態増悪時の緊急マニュアル」

1.目的

  SAMの状態増悪時の対応

  そう状態のときの問題行動の対処

  うつ状態のときの対処

2.SAMの気を付ける状態

  イライラしている

  スーパーマンぽい

  言動が攻撃的

  落ち込んでいる

  ボーっとしている

  笑って自殺をほのめかすとき

3.対応法

 そう状態のとき、うつ状態のとき、周りが気づいたときに早めに頓服、休憩、短縮就労、早退、休暇を勧める。

 そう状態のときは、問題行動を起こす可能性が高いので、気をつける。

 SAMも普段から、状態を自己管理しているが特にそう状態になったときは一般に気づきにくいです。周りの人が異変に気づいたときは早めに、SAMに声掛け等対処の啓発をして下さると有難いです。

4.周りの気づきで自傷他害行為が防止できます。

  一般に、うつ状態では人の話を聞き入れます。

  そう状態のときは、状態の悪化の早期には人の話を聞き入れますが、そう状態が悪化すれば人の話は聞き入れないことが多いです。

5.声掛け

 本人の困っていることから窓口に話す。幻聴や妄想の悪化、睡眠が取れているか等

 また、SAMが何時も皆に言っているように状態の異変に気づいたときに、早めに声掛けをお願いします。

6.SAMの自己管理

 基本SAMも出来る限り自己管理はしていますが、漏れやムラがあるかもしれません。

 一般に、人は他人のことは気づきますが、自分自身のこととなると案外気づかないことが多いです。SAMも出来る限りの状態の自己管理をしています。通院・服薬を遵守しています。周りの皆様の気づきで、SAMの状態の自己管理の啓発に御協力ください。

【編集後記】

 病気と障碍を抱えて36年になります。下関に移住して17年になります。援護寮で病気と障碍の勉強をして、それらの対処法を身につけましたので何とか生活・仕事を送っています。統合失調症を発病した頃は、病気の症状や薬の副作用などわからず戸惑うことばかりでした。私の場合、発病後、20年位して病気と障碍、薬、制度等勉強しました。何も知らなかった時分は、幻聴や妄想が怖くて、怖くてどうしようもありませんでした。薬で、幻聴と妄想が消失するかと思い試しましたが、幻聴と妄想は消失しませんでした。今服薬しているリスパダールは、幻聴と妄想の症状は残存していますがその自覚があり病識を持てていますので何とか対処して日々を送っています。SAMのように幻聴と妄想が残存している当事者は結構いるらしいです。それでも地域社会生活している人も沢山おられるようです。別に私の場合、幻聴と妄想があっても独り言を言うわけでも大声を上げているわけでもありません。自分のこころの中でおさめています。周りに迷惑をかけているわけでもありませので、幻聴と妄想に対処しています。仕事中は幻聴対策にiPodで音楽を聴いて何とか対処しています。

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