メンタルにゅーすVol.25 メンタルにゅーすVol,25

 

メンタルにゅーすヒエダ

 

服薬感

     

 

20084月  Vol.25

CIL(自立生活センター)下関 発行

ピア・ハート下関 編集 SAM

Tel(0832)-63-2687

FAX(0832)-63-2688

E-mail  s-cil@feel.ocn.ne.jp

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 寒いっすねー・・・・皆様いかがお過ごしですか?H19119日に精神科病院を退院して4ヶ月目を迎えようとしている今日この頃です。私は、服薬が不規則になり調子を崩してしまいました。服薬の大切さは骨身にしみております。皆様は、服薬をきちんと遵守されていることと思います。今号は、服薬について、私の感じていることをQA形式で少しお話しようと思います。

1.質問:服薬を忘れてしまった。

  答え:気づいたときに忘れた薬の用量をまず飲みます。2〜3時間後以降に定期薬を飲みます。

 

2.質問:服薬を1回忘れたので次の定期薬といっしょにして良いのか?

  答え:薬を一度に多量に飲むと状態が悪くなるか、命の危険につながります。多量に飲んだから良く効くわけではないです。

 

3.質問:薬は、適量に飲めばよく効くのか?

    答え:薬は医師の処方の適量を飲むべきです。薬の効果は、血中濃度で決まるので適量にしたほうが無難です。

 

4.質問:薬の管理はどのようにすれば身につくか?

  答え:ドラッグケースを使います。私は、予め食事の前に良く目に付くところに置いています。

 

5.質問:薬って本当に効くの?

  答え:確かに効きます。皆さん、自分自身が安定して社会生活を送っていることでその証明になりませんか?私は、時々調子が悪くなってしまうので頓服も持ち歩いています。それでも、薬が効き始めるのは、30分から1時間くらいかかります。

 

6.質問:服薬感について聞かせて?

答え:私は、幻聴と妄想が残存していますが、服薬を守っているとそれが気にならなくなります。かといって残存症状がなくなるわけではありません。

 

7.質問:薬ってたとえるなら何?

答え:眼鏡かお守りみたいなものです。

 

8.質問:何故、服薬しないといけないのか?

答え:私たち当事者が社会の中で安定した生活を送り、自分の言動に責任を持って生きていくためです。

 

9.質問:服薬のたびに、病気と障害を再認識されるのだが?

  答え:病気と障害をもったのは、たまたま運が悪かったくらいに考えています。今どき悩みを持ったり・問題を抱えている人・他の病気を罹患している人は世間にはたくさんいます。それよりも、静かで穏やかな社会生活をすること・自己責任をもって生きていこうとするなら、考えれば分かることと思います。唯ここで一つのアドバイスは、親や誰かに依存して生きていくと、いつまでたっても自立できないということです。

 

【編集後記】

 私は、思春期を迎えた頃から「何のために人間は生きているのか」とひたすら考えてきました。聖書にもあります「人はパンのみに生きるるにあらず」と・・・・・・・・

私は、たまたま精神障害の統合失調症に罹患しました。その病気が今の私を育てたのではないのかと逆説的に考えてみることが、ここ最近よくあります。私の人生は私のものです。誰のものでもありません。私は、社会から育てられ恩恵をこうむっています。それだから、私は自分の経験・立場を考えて、社会に還元しようと思います。少しだけ頑張ってみます。

統合失調症・・・?私の永遠の不完全性を持った病気・・・・・・・・・・・・・・・・

私は、この病気と一生向き合って生きていきます。そうせざるを得ないのです。私はこの病気を若い頃、医者に宣告されて自暴自棄になった時期がありました。私は、思考の統合が難しい状態ですが、何とか統合失調症と向かい合っています。統合失調症に罹患したことで今現在の私が存在するのです。そういう病気と仲良く生きていきます。この病気に罹患したのは悲しいのかなーって思います。皆様、今後とも宜しくお願いします!

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