メンタルにゅーすヒエダ

 

「パニック障害@」

2018415日  Vol.250

CIL(自立生活センター)下関発行

ピア・ハート下関(精神自助会) 編集 SAM

TEL(083)-263-2687

メンタルひえだFAX(083)-263-2688

E-mail  s-cil@feel.ocn.ne.jp

URL    http://blog.livedoor.jp/npo_light/archives/cat_8979.html

ネットより紹介  http://panic-guide.net/factor/charactor.html

   

パニック障害の原因

 パニック障害の原因 > なりやすい性格

パニック障害になりやすい性格とは?

突発的に息をするのも苦しくなってしまったり、動悸が激しくめまいがおこるなどの発作を起こす病気である「パニック障害」。本人しかわからない苦しみをともなう病気です。

そんなパニック障害になりやすい性格があることをご存じでしょうか?

医学的に解明されているわけではありませんが、傾向として、なりやすい人の性格の共通点というものがいくつか挙げられます。どんな性格の人がなりやすいのか、いくつかご紹介します。

※この記事は医師による監修ではありません。当情報をもとにしたご判断や行動はご自身の責任においてお願いいたします

【目次】

•自分の気持ちをがまんしてしまう性格

•完璧主義

•素直で従順な性格

•物事をマイナスに考えてしまう、不安や恐怖観念が強い性格

•不安や落ち込み

•利他的な性格

•その他なりやすい性格

 

自分の気持ちをがまんしてしまう性格

人見知りが激しかったり内向的で引っ込み思案の人は、自分の気持ちを押し殺して無理を重ねてしまう傾向にあります。そのことがストレスになって、パニック障害を引き起こすこともあります。

その逆で、がんこで気性が激しい性格の人もまわりとの摩擦が起きやすいので、ストレスがどんどんたまって発症してしまうこともあります。

 

完璧主義

「こうあらねばならない」、「やるからにはすべて完璧に」とやってしまう人は、自分で自分を追い詰めてしまって、心も体もヘトヘトになってしまう傾向があります。

完璧にやらないとどうにも落ち着かない、納得できない、という性格だと中途半端に事が進んでしまうことに大きなストレスを感じるのです。

 

真面目な性格 •完璧主義

•生真面目

•人にまかせきれずに自分でかかえてしまう

•人に頼る(甘える)ことをあまりしない

•仕事に家事に育児にとすべてをきっちりこなそうと頑張っている

このような性格の人は、がんばってがんばり抜いた結果、心も体もパンクしてしまった時にパニック障害を発症することがあります。

 

素直で従順な性格

普通に生活していれば壁にぶつかることはありますよね?仕事であったり人間関係であったり、恋愛だったり家庭の問題だったり。

その壁を真正面から見据えて、まわり道や道具などを使わずに一生懸命登って乗り越えようとする。つまり、真っ正直に真っ向正面から思いきりぶつかっていく人がいます。

精神的に強くなる面もありますし、乗り越えたときの達成感や満足感ははかりしれないものでしょう。

しかし、乗り越えることができずに挫折してしまった時に、無力感や無価値感を感じてしまってパニック障害を発症することがあります。このようなタイプの人もなりやすい性格のひとつですね。

 

物事をマイナスに考えてしまう、不安や恐怖観念が強い性格

ついマイナスに考えがちな性格や不安を感じがちな性格の人は、プラス思考の性格の人よりもストレスも不安もたまりやすいので、パニック障害になりやすい傾向があります。

 

不安や落ち込み

たとえば仕事で上司から強く指摘された時に、「部長はなんにもわかってないクセに冗談じゃないわよ!頭にくるー」と思う人と、「ダメだなぁ私。何年もこの会社にいるのに注意されてばかりだし。きっと期待もされてないんだわ。」と思う人。

同じできごとでも受けとめ方がずいぶん違いますね。後者のように自分を責めてしまったり、落ち込んだり、不安を感じやすい人は、パニック障害になりやすい性格だといえるでしょう。

 

利他的な性格

「利他主義」とは「利己主義」の反対の意味。「己(おのれ)を利する」のではなく「他(他人)を利する」ことを優先する考えのことです。自分のことは二の次にして、人のためにとつい無理をしてしまう性格もパニック障害におちいりやすいのです。

たとえば、お友達とランチの時に・・・

•利己的な人 : 「私、パスタがいい!ね、いいでしょ?」

•利他的な人 : 「(本当は和食がいいけど)なんでもOK!Aちゃんの食べたいものにしようよ。」

ささいなこと一つとっても、自分の感情や欲求は我慢して、相手の望むようにしてあげようとする。たまにならいいかもしれませんが、いつもいつも自分を我慢して相手のためにばかり動いていると、小さなストレスが積もり積もってしまいます。

 

その他なりやすい性格

ほかにも・・・

•度を超えるほどの真面目な性格

•几帳面すぎる性格

•ささいなことでもずっと気にして引きずってしまう性格

•高所・閉所恐怖症の人

•動物を極端に怖がる人

などはパニック障害になりやすい性格と言えそうです。

幼いころに経験した恐怖や不安感を引きずっているという人も、なにかのきっかけで恐怖や不安感がフラッシュバックしてしまって発症するケースもあります。

パニック障害になりやすい性格の人は、総じて心根がやさしい人が多いのではないでしょうか?やさしいがゆえに、気をつかい過ぎてしまうのでしょう。

とはいえ、原因は精神的なストレスだけではありません。

強い疲労、カフェイン、神経伝達物質の異常といったものも主な原因と考えられていますので、上記で紹介した性格だからといってパニック障害になるということではありません。

ただ性格が当てはまっている人は、いい意味でもうすこし自分に「甘く」したり、「いい加減」にかまえてみるのもよいのではないでしょうか。

 

 

 パニック障害、聞いたような言葉だ。聞いてないような言葉だ。大多数の人は知らないだろう。何かで心にスィッチが入り、心臓が早鐘を打ち心臓が口から出るような状態だ。苦しすぎて、救急車を呼ぶ人も多いという。しかしたいがいは、病院に着くころには落ち着いていることが多いです。SAMもまさか自分に発症するとは思いもよらないでした。最初は発症の頻度も間欠的に続いて1週間も続くと、さすがに苦しいです。

 主治医が言うには、死ぬことはないので安静にして頓服を服薬すれば、2時間ぐらいで落ち着いてくるのがSAMの体験的な経験です。

 しかしその苦しさは、ソワソワするし落ち着かないし何も考えることはできないし、安静にして横になっているしかありません。今回4回毎日続けてパニック障害の症状が出ると、また症状が出るかと不安でしょうがありません。

 やはり障碍当事者でないとその苦しさは、わからないと思いますが少しでも、皆さんに伝えたくてペンをとりました。私は苦しいとたとえに「死ぬかと思った」と多用しますが、生きた心地がしません。それで少しでも精神病を伝えたくて、一当事者の言葉を発信しています。皆様にお伝えしないといけないことはたくさんあります。

【編集後記】

 H296月にパニック発作を起こして、1年になります。H30年今年は、寒暖の差が激しく寒くなり急に暖かくなり、調子を崩す当事者が多いそうです。私だけがこんなに調子が悪いのかと自分自身が心配でした。相談支援をしているPSWが担当の当事者たちの調子を崩しているのに対応が大変だそうだと聞きました。SAMだけが調子がこんなに悪いのかと思い、内心心配でマイナス思考の山積みでした。このままだと仕事も続かないだろうし、定年を前に辞めてしまうのかと考えてしまいました。そのとき、本稿の添削を見てもらっているはまゆうPSWの土井氏が上記の情報を教えてくれました。自分だけではないのだと一安心しました。自分はこのままだとどうなるのだろう、とマイナス思考になり落ち込みました。今は冷静に、自分の病気と障碍に落ち着いて俯瞰してみている自分がいます。

調子の悪い時や悩んだ時に時々電話をするときがありましたが、仕事を休んでいましたが土井氏に連絡したら心配して折り返し連絡をくれ冷静に物事を考えるようになりました。私には、周りに相談する人がたくさんいることに気づかされます。有難いことです。

 ところでパニック障害ですが、次回詳しくメンタルにゅーすで取り上げますが、動悸がして冷や汗が出て死ぬかと思うくらい苦しいです。苦しいですが私は内科的疾患がありませんのでパニック障害が自分にはあると思っています。毎年の生活習慣病検診で心臓に問題はないので、SAMはパニック障害と確信しています。内科的な診察をしないといけないですがパニック発作の薬が効くと落ち着くので自分ではそう思っています。パニック発作の時に内科的診断をしたほうがいいのですが、発作のあの苦しさの中で、病院に行って検査は私にはちょっと酷なような気がします。ですのでSAMは自分ではパニック障害と考えています。

 しかし、パニック発作は厄介です。死ぬかと思うくらい心臓が苦しいです。冷や汗をかきます。ソワソワ・イライラします。落ち着きません。苦しくつらいです。何も考えることができません。

 話は変わりますが、SAMが統合失調症(精神分裂症)に罹患した時、何の知識のないままに暗黒の20年間を過ごした時には差別・偏見・汚名とともに病気と障碍や制度の知識のないことに思ったより苦しみました。今思えば20年間の苦しみとパニック障害の苦しみは病気と障碍の知識があるし薬が効くのでこれから何とか対処工夫して生きていきたいと思います。何かで自分の知らない無知は罪です。今なら、パソコン、iPhone、スマートフォンのネットで調べることができますので便利です。ここで皆さんに注意を喚起します。ネットで調べるのはいいですが、その情報が真実とは確信を持てないこともあります。そんなときは自分にフィルターをかけて冷静に考えてください。専門家にもご相談ください。SAMもネット情報は自分で吟味して確信の持てる内容をネットより拝借しています。それと情報元のURLをつけましょう。これはネットを利用するときの暗黙の了解事項です。ネットで検索するときにはくれぐれも注意をして下さい。つまらない情報で右往左往しないように普段から様々な情報をうのみにしないように注意してください。

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