メンタルにゅーすヒエダ

 

SAMの病気と障碍を持って気をつけていること」

20181022日  Vol.262

CIL(自立生活センター)下関発行

ピア・ハート下関(精神自助会) 編集 SAM

TEL(083)-263-2687

FAX(083)-263-2688

メンタルひえだE-mail  s-cil@feel.ocn.ne.jp

URL    http://blog.livedoor.jp/npo_light/archives/cat_8979.html

 SAMが病気と障碍を持って生きてきて36年が経ちます。ふだんSAMが気をつけていることやアドバイスを箇条書きにまとめてみますので、皆様ご参考にしてください。

 

  SAMが病気と障碍を持って生きるために気をつけたら良いと思うこと

@   3食摂ること。

A   十分な睡眠をとること。

B   何でもやり過ぎないこと。(ほどほどに)

C   休憩を取ること。

D   規則正しいリズムの生活をすること。

E   自分には出来ない事柄に心をとらわれないこと。

F   身だしなみ(化粧、髭剃り、歯磨き、風呂等)に気をつけること

G   病気と障碍の情報収集などアンテナをはること。

H   自分の考えを他人に押し付けないこと。

I   気になることはあえて放って置く、少し間をおくこと。

J   日記を付けること。

K   同僚や仲間とコミュニケーションをとること。

L   何かやるときは期限を決めること。

M   いつも穏やかに声を荒げないように注意すること。

N   感情が高ぶったときこそ、小さな声で話すように気をつけること。

O   服薬管理、金銭管理は最低限管理できるようになること。

P   主治医と良好な人間関係を築くこと。

Q   通院・服薬の遵守

R   頓服の利用(急に状態が悪くなったときのために)

S   調子が悪くなったときは布団を引いて安静に横になること。

21 状態の異変・増悪に気づいたら受診すること。

22 自分のストレスサインを考えておき、それに気づけること、周りの人の話に聞く耳を持つこと、対処すること。主治医にも相談に乗ってもらうこと。

23 調子の良いときに、調子の悪くなったときの対処法を考えておくこと。

24 支援機関、相談者、当事者仲間を確保しておくこと。

 

 

 

 

 

病気と障碍を持って生きるSAMのアドバイス

@   自暴自棄にならない。(貴方のことを温かい眼で見守っている人が必ずいます。)

A   人間は誰でも問題や悩み、トラブル、病気や障碍を持って頑張って生きている人は多いですよ。

B   清く・正しく・誠実に生きていれば、いつか報われます。そう信じて生きていきましょう。

C   クラシック音楽を聴いてください。心が落ち着きますよ。

D   多くのことを平行してやらないでひとつひとつ確実にやっていきましょう。    (病気と障碍のせいでたくさんのことを平行して出来ない場合もあるので)

E   年に1回生活習慣病健診を出来れば受けてください。(国保で補助があります。生保は認めてくれません。)

F   心配なことがあったら、心の中で「大丈夫、大丈夫」と心の中で唱えてみて下さい。不思議と落ち着きますよ。

G   急がば回れ!

H   気になる事は、ああだ・こうだ頭で考えず、ノートに書き出してみる。自然と問題点   が整理されて解決されやすいですよ。

I   人生に迷う事は多いです。良いと思ったことは続けていれば整理されて味わいがよく感じられます。(継続は力なり。)

J   気分転換に散歩をする。

K   寝る前にPC,スマートフォンを使わない。(頭が活性化されて眠れなくなる。)

L   病気のこと・制度のこと等気になったことは、主治医や精神保健福祉士、支援センターの職員、CIL(自立生活センター)のピア・カウンセラーに問い合わせてください。

M   デイケアに通う。

N   支援センターで仲間と交流する。

O   障害福祉サービス事業所で福祉的就労する。

P   一般就労する。

Q   デイケア、就労が最終目標とは限らない。あくまで自分にあった時間の過ごし方を考えて有意義な生活をする。

 

【編集後記】

 ふだんSAMが気をつけて生活している事や考えている事を箇条書きにしてみました。皆さんの役に立てば幸いです。SAMの病気と障碍を抱えた共存は36年が経ちます。発病から20年間は何も分からず、自暴自棄な生活を送っていました。3度目の入退院を機に援護寮ヒエダに入所し、病気と障碍を受容し対処した生活法を、SAMなりに考え、勉強しました。そのとき役に立った事は援護寮・福祉工場での仲間との交流でした。それまで一人で悩み苦しんでいたのが、仲間との交流で癒されました。それと、今はもうありませんが「全家連」という雑誌でした。現在はコンボという法人が出版している「こころの元気+」という当事者向けの雑誌をCIL下関で購入して目を通しております。2,3時間くらいで読み取れる紙面で、SAMは非常に仕事にプライベートに役に立っております。皆さんも読んでみてはいかが・・・

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