メンタルにゅーすヒエダ 「うつ病になりやすい人の性格・8つの共通点」 |
2018年12月3日 Vol.264 CIL(自立生活センター)下関発行 ピア・ハート下関(精神自助会) 編集 SAM TEL(083)-263-2687 FAX(083)-263-2688 E-mail
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**ネットで共感した人の文章です。作者不詳**
今回は、うつ病になりやすい人の性格的な共通点を紹介します。
全部で8つありますので、1つずつ解説していきますね。
1.生真面目
生真面目な性格の人は、うつ病になるリスクがあります。
生真面目とは、とにかく仕事熱心で、自分が決めた目標を達成しようとする意識が強い人のこと。
「真面目(まじめ)」よりも高い意識を持っており、ときに「ストイック」と言われるような人でしょうか。
生真面目な人は、外的ストレスがなかったとしても、「今日の仕事はイマイチだった…」などと自分を責め、ストレスを自ら生み出してしまいます。
また、遊びを「怠惰」だと決めつけ、息抜きすることを知りません。
几帳面、生真面目、完璧主義、一生懸命、これらの性格には良い面もありますが、ストレスを溜めやすい側面があることも理解しましょう。
2.自意識過剰で周囲の目が気になる
いつも誰かに見られているような意識を持ち、被害妄想をしてしまう人にも、うつ病のリスクがあります。
自意識過剰であることには、良い面もあります。
人目を意識することで、ファッションや美容に力をいれれば、自分を高めることに。
ただし、メンタルの調子が悪くなると、いつも誰かに見られている、誰かに悪口を言われているという被害妄想に襲われてしまいます。
3.責任感・義務感が人一倍強い
責任感、義務感が人一倍強い人は、それだけで自分を追い詰めてしまいます。
高い目標を持つことは、人間的な成長を促し、仕事の成果をだすために必要なことですが、一方で自分にストレスをかけ続けることにもなります。
リーダーを任される人、上司の人、目標達成意識の強い人は、とくに注意してストレス対策をしてください。
また、「〜しなければならない」という口癖を、「〜したい」に変えるだけでも、背中にのしかかる義務感が軽くなりますよ。
周囲の期待に応えようとしすぎず、マイペースに働くことを心がけましょう。
4.感情表現が上手にできない
言いたいことが言えず、感情を押し殺してしまうタイプも注意が必要です。
一般的に「いい人」と言われる人は、「私が我慢すれば大丈夫」と考えがち。
素直な感情を伝えず、相手に合わせることが多いと思います。
たしかに周囲を優先させれば、物事がスムーズに進むことも多いでしょうが、ストレスが蓄積するのも事実ですよね。
怒る、喜ぶ、悲しむ、泣く、ときには激しく恨む。
人とケンカする必要はありませんが、そのときの素直な感情を表現することは大切ですよ。
5.自己責任の意識が強い
自己責任の意識が強い人とは、「人のせい」にできないタイプのことです。
何事も自己責任として考えられるのは素晴らしい資質ですし、リーダーに必要なことでもあります。
しかし、本当の原因は他にあるのに、何でも自分で背負い込んでしまうとストレスが溜まりますよね。
自己責任の意識が強い人は、きっと会社組織で重宝され、仲間からの信頼も厚いでしょう。
でも、ときにはあえて原因を明確にすることも大切ですよ。
ここまでは、ぼくが感じるうつ病になりやすい人の性格的な共通点を紹介してきましたが、次は専門家が研究している気質を見ていきましょう。
精神科医学から見た鬱病になりやすい人の気質
精神科医学の研究によると、鬱病になりやすい人には3つの気質があるようです。
6.循環気質
循環気質とは、とても元気でハイテンションなときと、極端に物静かなときがはっきりわかれているタイプのこと。
オンとオフの差の激しさが悪化すると、躁鬱状態になってしまいます。
社交的で親しみやすい人が、ときに激しく人を攻撃する… そんな多面的な気質を持っている人はうつ病に注意しましょう。
気分の浮き沈みが激しい躁鬱状態は、他人からは多重人格に見えるかもしれませんが、実は精神疾患の一種なのです。
7.メランコリー親和型気質
メランコリー親和型気質とは、常識、モラル、正義をいつも意識し、他人との関係をうまく築こうとするタイプのこと。
「理想的な人」になるために、常にストイックに行動し、一方で人にも厳しく接します。
他人に厳しい人は、自分がどう思われているのかを気にする傾向にあるため、知らない間に精神的ストレスを溜め込んでしまいます。
その気持ちは痛いほどわかりますが、人にはできるだけ寛容に接するようにしてくださいね。
また、人間関係のトラブルがあるなら、早めに対処しましょう。
8.執着気質
執着気質とは、前述した「生真面目」に似たタイプのこと。
仕事熱心、几帳面、完璧主義、正直、誠実、凝り性などの特徴があります。
目の前のことを突き詰めるあまり、仕事中は軽い興奮状態になり、帰宅するとガクッと静かに。
この感情の落差が、少しずつ精神を摩耗させるのです。
「ほどほど」を意識して、ときにはゆっくり休養することも覚えてくださいね。
鬱病になりやすい人が心がけたい精神とは?
ここまで紹介してきた鬱病になりやすい人の性格は、総じて「真面目で責任感が強い人」と言えそうですよね。
性格を変えるのは無理だと思うかもしれませんが、少しずつなら変われます!
ぼくもうつ病を患ってからは、以下のような精神でいることを心がけました。
いい加減・楽観的・ポジティブ・息抜き
鬱病になりやすい人が心がけたい精神は、以下のようなものです。
程よい状態で生きる「いい加減」
”なんとかなるさ”という「楽観的」な考え方
明るい面に目を向ける「ポジティブ」
ストレスを上手に逃がす「息抜き」
「これができれば苦労しない…」と思うかもしれませんが、時間をかけたら性格は必ず改善できます。
1日の中に趣味の時間を確保する、思い詰めそうになったら「まぁいっか」と唱えてみる、集中できない日は早めに退社する。
小さな行動の変化の積み重ねが、心に大きな変化をもたらすんです。
今回紹介した性格・気質に該当する人は、ぜひ早め早めに対策してくださいね。
【編集後記】
SAMは統合失調症と躁鬱の気があります。それで、時々、精神科医の今までの主治医にに非定型精神病と言われたことがあるかと聞かれることが多いです。そう言われたことがあります。SAMが勝手に非定型精神病は統合失調症と躁鬱の症状が混在する場合の病名と理解しています。そういえば、鬱になったり躁になったりすることが時々あります。あまり症状がひどい時は、1か月程度休暇をとって対処しています。
職場が障碍者団体で病気と障碍に理解がありますので何とか仕事が続いています。今の職場では、SAMは細く長く働いたいと思っていましたら、勤務歴が毎年記録更新中です。特に、SAMが障碍者だから、障碍者のために何か役に立つのではないかと考えて、CIL下関・NPO法人らいとを選び、幸いに採用されて現在に至ります。
CIL下関・NPO法人らいとの前は病院と社会の中間施設の生活訓練施設援護寮におりました。そこで、「援護寮ヒエダ新聞」を作っていましたので病気や障碍、制度の勉強をしてニュースレターを編集していました。それで、精神障碍者の自立生活支援の役に立ちました。また、援護寮では、同じ病気の仲間のピアサポートで今の自分があります。あの頃のメンバーさんの顔は今でも思い出しますし、懐かしいし大変感謝しています。
今は仕事をしていますので、援護寮や障害福祉サービス事業所に月に1,2回メンタルにゅーすを持って行ったとき顔を合わす程度ですが、皆さんの知っている顔が少なくなりました。下関に来て17年になりました。多くの福祉従事者、当事者仲間、看護師さん主治医の先生たちが私の前を過ぎ去りました。気が付けば。SAMも還暦まじかです。
SAMは下関に移住して、本当の友達や仲間に巡り合いました。彼らがいなかったら。今のSAMはありません。下関に来て知り合った人たちみんなに本当に感謝しております。皆様、こんな私に良くして下さり有難うございます。皆様のおかげで私は元気に仕事を何とか続けております。