メンタルにゅーすヒエダ

 

SAM

20191118日  Vol.285

CIL(自立生活センター)下関発行

ピア・ハート下関(精神自助会) 編集 SAM

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E-mail  s-cil@feel.ocn.ne.jp

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 SAMは心配症で・恐れでネガティブ思考です。統合失調症に罹患してから、こういった状態を感じることが多いです。私は、それで何か違和感があったら、病院に行っています。精神状態の異変は特に気にして早め早めに受診しています。SAMはそれでも異常なほど病院にかかってはいませんが、生来気が小さいのと何でも気にしすぎる傾向があります。多くの仲間に聞いてみると人それぞれで,私が病的なほど気にし過ぎているわけではないことが分かりました。ただ精神の状態の異変だけは小まめに早めに受診につなげています。SAMは精神の状態だけはすごく心配している状況です。病気と障碍の仲間に聞いてみますが千差万別なように感じます。今は年に一度の生活習慣病検診と毎月の精神科の受診で安心していますが、一時期異常に自分の身体・心の状態が気になっていた時期がありました。そういえば抗うつ剤を飲むようになって余り気にしなくなったように思います。今は、うつも出なくなりパニック発作も余りでなくなりました。

 ポジティブな思考と健康的な食事・睡眠・運動が大切なのが身につまらせます。幸いSAMには妻が、時々私の状態を客観的に教えてくれるので安心しています。自分だけでなく自分以外の人にSAMがどのように見えるか時々妻に聞くことがあります。それで、はたと気付いて負のジレンマを脱出している自分に気付きます。人間自分のこととなると案外良く分かってないことって多いのですね。自分には負の連鎖の思考があることを踏まえて、今後、生活・仕事をしていくようにしていかないといけません。毎日生活できて、仕事が続けられることに感謝して生きていくことがSAMの目標です。

 SAMは友人と会う機会が減って、寂しいです。以前は、車を持っていたので友人に会いに行っていましたが、今は車を持ってないので会いに行くことができません。それで時々電話をして近況を話し合っています。幸い、一番の友人には今でも連絡を取り合っていますので幸せに思っています。手紙をやり取りしています。SAMも仲間に状態を崩して入院しないように、メンタルにゅーすで服薬の遵守は口を酸っぱくして啓発しています。断薬して調子を崩して入院になるのがSAMには時間がもったいないように思うので、服薬を遵守しています。調子が良くても、断薬すると状態を崩しますので皆さん気をつけてください。どうしても精神科の入院は長期化するので、服薬を守らない事で調子を崩して入院は時間が無駄なように感じるのは、私だけでしょうか。私は、妻と声を掛け合って服薬しています。妻は私によくしてくれます。私にとって幸せです。有難い存在です。もう結婚して12年目を迎えます。

日本もイタリアのように精神科病院を解体して、当事者が地域で生活することはできないものでしょうか?治安維持的な考えを持つ人は反対するのでしょう。実現できることを期待したいなと思います。精神障碍者が何か起こしたら誰が責任を取るのだ、病院や施設に入れておくべきだと言う考えを持つ人が今でもいます。私は、自分で自分を実験していますが、服薬・通院、状態を崩したときの早めの受診で、地域生活で特に問題なく過ごしています。健常者も偏見・汚名・差別や優生思想を考え直す時期ではないかと思います。

最近は何かおかしいなと思うことは妻に相談しています。妻とは血液型が同じA型ですが、妻はO型気質があるように思います。妻を傍で垣間見ていると穏やかでのんびりしてポジティブ思考なようです。メンタルにゅーすも時々見てくれ感想をくれます。私の理解者の唯一の人です。妻も調子が悪いときは相談をくれるので、妻には心配していません。

しかし、私のような偏屈な人によくついてくれているなと、私は幸せに思います。今は、妻の機嫌が悪いときは、良いところを探して感謝を示すようにSAMはしています。そうすると妻は機嫌が直るので一安心です。

 普段の生活で、一人で生活していたら私は寂しい生活を送っていたでしょう。妻が傍にいることで、サポートしてくれ私の不安など相談にのってくれるので、SAMは安心しています。いつも私の傍でサポートしてくれアドバイスをくれるので私は生活・仕事が楽しく感じます。今は二人で楽しいことは2倍に悲しいことは半分になり、良いことや問題に向かい合って生活が楽になりました。今SAMの精神面は安定していますが、腰痛による足の感覚障害、痺れが緩やかになればなと思います。これらについては、今全力で治療に当たっています。妻のポジティブ思考の影響がいい方向に向かっているようです。なので私は妻に大感謝の一言です。皆さんも、自分の周りに相談できる人や機関を持つことは大事なことなので気をつけてください。

【編集後記】

 SAMは人生の晩期に妻と出会い、結婚しました。幸い結婚生活も12年目になり仲良くやっております。妻とは同じ統合失調症ですが、妻の人望の厚さには感心します。妻のお母さんや弟さんにはSAMは良くしてもらっています。妻の父親が亡くなって3年が経とうとしています。義父には、人生の先輩として多くのアドバイスを頂きました。その中で、夫婦げんかしたらすぐに謝って仲直りしなさいと言われました。変なわだかまりを持って生活するより仲直りした方がいいよとの義父の配慮だったのでしょう。義父は教員でしたので厳格な人でした。それでも妻に聞くと、教員のときは引退するまで寡黙な人だったと聞きます。私は、義父が引退したときからの付き合いなのでよく話す義父だなーと思っていました。でも義父のおかげでタバコをやめれましたので私は感謝しております。義父も亡くなって3年が経ちます。私の父と同じ午年なので、私は父に虐待を受けていたので父と同じ午年の義父は怖かったです。それでも私の人となりがわかってくると優しくしてくれた義父のことを思い出します。義父は最後まで妻のことを心配していたようです。私は妻とこれからも人生の伴侶として大事にしていこうと思います。

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