メンタルにゅーすヒエダ 「アガムの法則を守ろう」 |
2020年10月20日 Vol.307. CIL(自立生活センター)下関発行 ピア・ハート下関(精神自助会) 編集 SAM TEL(083)-263-2687 FAX(083)-263-2688 E-mail s-cil@feel.ocn.ne.jp URL http://blog.livedoor.jp/npo_light/archives/cat_8979.html |
SAMはメンタルにゅーすでアガムの法則という言葉を良く遣います。あせらない、がんばらない、むりしないの頭文字を使ってアガムの法則といいます。以前は、我慢して騙し騙し仕事をしてきましたが、苦しく辛かったです。それでSAMは朝起きたときの気分を覚醒時確認します。調子が悪いなと感じたら休暇か早退をするようにしています。
あせったり・がんばったり・むりすると、てきめんに調子を崩します。自分の調子は3通りに分かれます。下がるか・上がるか・過敏になるかの3通りです。よく忘れるのが、上がったときが自分に病識が働かないようです。
それでこの時は上司や同僚に声掛けをお願いしています。そして毎日1から2時間おきに、静かに自分を振り返るように気をつけています。状態が悪いときは、早退・休暇をとります。特に上がったときには、早い段階で対処しています。上司や同僚に頼んでいるのですが、彼らもSAMに話しかけるのが難しいのか、これまで役に立ったのは2,3回くらいで、ほとんどは自分で察知して対処しています。またこれらの自分の対処に間違いはなかったように思います。
自立生活の3つの定義、自己決定・自己実現・自己責任を持って生きていくように服薬・通院を守っています。これらを持っていると上がり下がりとイライラの頻度が少なくなり、穏やかに仕事・生活ができております。メンタルの管理を通院・服薬・対処でしのげるように考え出したのは、援護寮時代です。多くのメンバーさんとよく話して、その結論に至りました。SAMは、下関の援護寮ヒエダに来るまで、自分勝手で自己中心的で自暴自棄になっていたので、援護寮に入所して精神病を勉強してきたのが役に立ちました。また早くから、服薬・通院と病気と障碍に対処して生活することを考え出しました。援護寮を退寮して1度調子を崩して入院しましたが、ここ13年いろいろありましたが何とか入院せず妻と社会生活をしています。妻は1度の入退院で社会生活をしています。特別な生活をしているわけではありません。第一に服薬・通院、食事、睡眠、ストレスにはよく気をつけています。
あせる→がんばる→むりをするの悪循環で辛く、苦しかったのを体感していますので気をつけています。1つ分かったのは、健常者と同じくらいの仕事は出来ませんので、障碍を持つ自分にしかできない仕事をしています。仕事の効率を考え始めると悪循環に入り込みます。当事者の自分にしかできない仕事を考え出してやっています。また、縁の下の力持ち的な仕事もやっています。目立たず、静かに・黙々と仕事をやっています。自分が主力においている仕事はメンタルにゅーすヒエダと助成申請です。どちらもPCと向き合って言葉を紡ぎだす仕事です。基本は分かりやすくシンプルに文章を推敲しています。また、普段から、良い文章が思い浮かんだら記録をとってストックしています。絶えずメンタルにゅーすもストックして先へ、先へ進んでいます。多くの仲間・関係者に精神病のことをわかってもらいたくて続けています。先へ先へ進むのは自分がメンタルにゅーすを書けなくなってしまうことを想定しているからです。
幸い私のやっている仕事は、自分のペースでやっています。目立ちませんが、みんなの役に立てばと思っています。しかし自分の企画立案した仕事が上手くいかないと自己嫌悪に陥ります。これから立ち直るのに時間が掛かります。慎重に仕事を進めていますが、上手くいかないときが時々あります。こういうときは原因を考えて、次回の参考にします。SAMは自分がやると単純なポカが時々あります。どうしてこんなことがと思うことがあり、それを補うためにあせり・がんばり・むりをすることがあり、結局は調子を崩します。
SAMは、慎重に石橋をたたいて渡るように仕事をしていますが、ポカが時々あります。自分も周りの人も唖然としますが、このようにポカがあります。
今回アガムの法則を取り上げましたが、あせり・がんばり・むりをすると失敗することが多いです。皆さんも気をつけましょう。私は落ち着いて確実に仕事をすることを自分に課していますが無理なようです。たまに問題なく企画立案実行ができます。こんなときは気分がいいです。しかし、SAMは仕事が上手くいかないことも想定して最近は実行しています。仕事にはミスやムラがあります。いかにしてそれらを最小限に落とすか考えて仕事をやります。そんなことがあっても深刻に考えすぎず調子を崩さぬようボチボチやっていきましょうね、皆さん・・・・・・・
【編集後記】
調子を崩さぬように誠実に・慎重にやっていますが、うまくいかないときがあります。そんなときは過剰に自分の責任だと自分を責めずに、次回の仕事につなげていければと思います。SAMは責任感が強く真面目です。仕事の失敗を全部自分の責任だと考え込んでしまいます。責任感と真面目さは時に諸刃の剣です。人間には失敗がつきものです。その失敗を最小限にするために、それらを想定してリスクを小さくすることもSAMは考えています。多くは望まず、完璧も望まず、何とか物事が終わればよしとするくらいが私にはちょうどよいようです。
アガムの法則はSAMが自分で考え出したものではありません。何かの本で書いてあった、あせらない・がんばらない・むりしないの頭文字であると私の頭の中に記憶があります。
健常者も当事者も、物事7割8割くらいにいけば良しとすることを目標にすればいいなと思います。私は精神の当事者としてアガムの法則が大切なことだと思いますし体感しています。アガムの法則を忘れていたときに調子を崩すことが多いです。これらの経験から、最近は調子が悪くなるはなから、早めに対処しております。調子が悪くなるときは原因があるときと、ないときがあります。仕事などで調子を崩すときは原因がありますが、季節の変わり目は原因が分かりません。生物と自然はなんらかの関係があるのかもしれませんね。そういえばお年寄りが体の調子が悪いときに「明日は雨が降る」と言われて雨が降ったことがあります。自然と生物は何か関係があるんですね・・・・・・・・・・