平成20年(2008年)6月6日
下 関 市 長 江 島 潔 様
CIL(自立生活センター)下関
代表 近藤満幸
「障碍者の人間ドック健診料の公的助成について」
本市の健康保健行政の推進につきましては平素から格別のご尽力を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、障害者の社会復帰及び地域生活の安定に向けた支援を推進することは、平成19年3月に策定された市の障害者基本計画でも、基本理念及び基本方針に挙げられているところです。その理念に沿って考えた際に、市民の健康づくりを推進する上で定期的な健診は非常に重要です。
私どもは当事者主体による運営で障害者の自立生活支援をするため2001年7月に立ち上げた任意団体です。身体・知的・精神の障害者の自立生活支援をしています。
現在の障害年金は、それだけで生計を立てるには不足している方が多いのが現実です。また、障害年金を受けてない当事者の多くは、親の元で肩身の狭い生活をするなど、障害当事者の大部分は、収入が無いか・少ないことによる生活困難を余儀なくされています。
そこで、身体障害者・療育・精神保健福祉手帳所持者など、年に1回の人間ドックの健診料を免除していただいて、本市に在住する障害者の健康な生活を支援していただけないかと考えています。このことにつき、格段のご配慮をいただきますように宜しくお願いします。
連絡先
〒751-0872
下関市秋根南町1−1−5
CIL下関
TEL083-263-2687
FAX083-263-2688
【編集後記】
最近、障害者の人間ドックのことを考えています。今年、3月、精神の作業所で一人の当事者が亡くなりました。その人は、結構太っていました。人間ドッグを1年に1回、定期的に受けていればなと、私は悔しかったです。精神障害者はセルフ・マネジメントができない人が多いと思います。しかし、病院にいって調べて、医師によって診断されれば、当事者もまたちがった対処の仕方を取ったのではないかと思います。作業所で働いている彼の顔が思い浮かびます。
早速、私は、自分にできることは市長の江島さんに要望書を出すことだと思いました。私は一生懸命考えて文章を書きました。皆様にご報告申し上げます。
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