メンタルにゅーすヒエダ Vol.360 「白夢の名前の由来」 |
2022年2月20日 Vol.360 CIL(自立生活センター)下関発行 ピア・ハート下関(精神自助会) 編集 白夢(SAM) TEL(083)-263-2687 FAX(083)-263-2688 E-mail
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メンタルにゅーすで私がSAMとペンネイムにしたのは平成21年、ちょうどメンタルにゅーすをホームページにしたころでした。
23歳で発病、それから20年経って、援護寮ヒエダに来て、自立の訓練をしていて、ひょっとして自分は自立生活をしていけると何となく考え始めたころでした。発病したときに一生入院・仕事できない・結婚できないと思っていました。ひょんなことから援護寮ヒエダに入寮したころから、CIL下関をKが立ち上げたから遊びにおいでと言われて、CIL下関でボランティアをするようになりました。2か月くらいしてホームヘルパーの2級を取ったらと言われて資格を取って、次に視覚障碍者を地域で外出案内する資格を取ったらと言われてこれも取りました。11か月後精神の当事者職員になっておりました。入社して1年間は援護寮ヒエダから通勤しておりました。そして援護寮ヒエダを退寮して自立生活を始めました。
CIL下関・NPO法人らいとで働き始めたときに上司のKがピアカンの講座に出て勉強してピア・カウンセラーになってくれと言われました。それでピア・カウンセラーの時に呼ばれたい名前をSAMにしました。
ここからが白夢の名前の由来です。昔、警察のドラマで郷ひろみ主演の「翔んでる警視」の名前が岩崎白昼夢(いわさきさだむ)で難事件を解決するクールな刑事の物語です。私はこのドラマにはまって、文庫版全部読みました。白昼夢の最初と最後の漢字白夢(サム)の名前を、もし結婚したら息子につけようと思いました。結局は、結婚はしましたが妻に子供は作らないでいましょうと説得されて白夢の名前のペン・ネイムでメンタルにゅーすを自分の子供のように22年間は続けようと考えている次第です。育てるにあたって、当事者を抱える家族・親族・関係者を横断的に啓発しようと考えていました。特に家族・親族は当事者を抱えて病気・使える制度・障害年金などの知識や対応の仕方がわかりませんので関係者に様々なことを伝えるニュースレターにしていこうと思っています。また、精神当事者の気持ちを伝えていけたらと思います。
メンタルにゅーすは、今も少しずつ進化しています。私もhtml言語を少しずつ勉強してメンタルにゅーすを進化させています。ずぶの素人が少しずつ勉強してプログラムを進化させてきましたので大したことはないというかもしれないですが頑張りました。職場も病院のスタッフ・関係者も意識改革をさせたと自負します。ある当事者は家族が統合失調症に理解があるようになり生活が楽になったと手紙をくれたりします。私は、ほんの少しでも当事者の見方、考え方が少しでも変わればこの上ない喜びです。ある当事者は、メンタルにゅーす研究家になりメンタルにゅーすを参考にして、編集している私よりメンタルにゅーすを読み込み研究している人もいます。世の中様々な人が、メンタルにゅーすを参考にしてくれていることが分かって、私は大変うれしく思います。
それでも私が苦慮しているのは、統合失調症の人が文字が読めなくなって文章読解ができない人がいることです。施設や、精神科病院から地域社会生活をする人が増えてくれればなと思います。しかし、精神障碍者は退院しても病院と手が切れません。それは、殆どの精神障碍者が病気と障碍を一生抱えて生きていかなければならないからです。精神障碍は治癒しません。寛解(かんかい)したといいます。火山が爆発した状態から休火山になった感じで、服薬で病勢を抑えて寛解させます。病気と障碍を受容して、服薬管理と金銭管理ができ状態が落ち着いていれば退院になりますが、それから長い時間がかかります。デイケアや障害福祉サービス事業所での福祉的就労の通所があります。私は施設や病院を退所・退院して自立生活ができる仕事で給料であればなと思います。勤労意欲の高い当事者は、職に就きますがなかなかそこまで行く事例が少ないです。なかなか仕事について定着するまで時間がかかりますし、あきらめず継続して一般就労する人はけっして多くはないです。殆どが障害福祉サービス事業所どまりです。何かいい画期的な就労の制度はできないものでしょうか。・・・・と話がかなりずれていきました。
最近の名前は、変わりつつあります。「走」と書いて「ラン」、「瞳」と書いて「アイ」、「愛」と書いて「ラブ」とか一時期、はやりましたよね。名前には何かイメージが付きますよね。「SAM」から「白夢」へペンネイムが変わってさて皆さんはどんなイメージを持ちましたか?ペンネイムを「白夢」にしたのは、妻と死別してから使用しています。
【編集後記】
メンタルにゅーすでSAMという人が編集している人らしい、どんな人なんだろう。SAMという名前だから男の人だろう、歳は、性格は・・・・・?私も読者ならそう思います。これには訳があってSAMという名前を付けていたことが皆さん分かったろうと思います。今はペンネイムを変えて白夢(サム)を使っています。私は、今年(令和5年)で64歳になるお爺さんです。メンタルにゅーすを編集して20年目になります。統合失調症を患って41年になります。私が障碍者運動とNPO法人の事務の仕事を始めて22年目になります。私もそうですがJilメーリングをつぶさに読んでいるわけがないので、殆どの団体ではメンタルにゅーすを読んでいないと思います。私もそうですが自分の仕事や興味ある内容なら読みますが殆ど読んでいません。でも最近、メンタルにゅーすのタイトルHPのトップページを変えました。「Welcome To Mental News Hieda World」と・・・
自分でも感心しますがよく20年も続けたと思います。メンタルにゅーすを作るのにメインのプログラムとサブプログラムを開発し、メンタルにゅーすをdocxからhtmlへメンタルにゅーすの各号を移植し、データーベースを作り、HPとして成立させるまで毎号5つのプログラムを修正してHPにアップロードしています。何故5つもプログラムを修正しているのか1つのプログラムの修正だけでいいのではないかと?それはmicrosoftが開発したソフトなので仕方がないのかもしれません・・・・・・・