メンタルにゅーす

ヒエダ

 

「精神障碍者が精神障碍者に襲われる。」

20231215日  Vol.373      *

CIL(自立生活センター)下関発行

ピア・ハート下関(精神自助会) 編集 白夢

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白夢がなじみのスーパーに買い物に行った顛末をお知らせします。そのスーパーには週2から3回行くなじみのスーパーです。そこではスーパーの店員も親切でよくわからないものがどこにあるか聞いていました。とてもいい店に感じました。その日(R2/12/23)は水曜日で私は2回目の買い物を午前と午後に分けて買い出しに来た午後でした。午前に買い忘れたものと新たにヘルパーが入ってくれるので買い足しにスーパーに来ていた時のことです。順調に買い物に行きました。最後にレジ待ちで並んでいた時のことです。

 すると、どこからともなく女性の景気のいい声が聞こえてきました。「こらーどけどけ」という声とともに白夢の頭を殴ってくる女性に遭遇しました。そして財布を持った右手で顔を殴られました。トンビにアブラゲを取られた状態です。精神障碍者の白夢が精神障碍者に襲われたのです。訳の分からない独語を言っていたのでやられたと意気消沈していました。もみ合いましたので、大きな声でここにおかしな人がいるので誰か助けてと言いました。するとレジ待ちの客もレジ打ちの店員も全く無視でかかわろうとしませんでした。白夢は一瞬白昼夢を見ているのかと考えていました。現実に精神障碍者が精神障碍者に襲われることってあるのですね。店員の男の責任者がすぐ来て、私に近寄り直ぐ帰ったほうがいいですよと言っていました。店員も店で問題を抱えるのを嫌っての対応です。ですがこの対応には重大なミスがあります。訳の分からない独語を言って店に来ている当事者が同じ精神障碍者とは見れない白夢に襲いかかって来たのです。私は、一瞬措置入院を思い出しました、ほかのだれかが携帯で精神障碍者と思しき誰かが店でお客を襲っていると電話したら、この当事者はどうなっていたでしょう。明らかに訳の分からない独語一瞬にして精神障碍者とお客は感じていたのでしょう。まったくの無視・黙殺です。かかわりあわないほうがいいと判断したのでした。店が警察に連絡してこの当事者が警察に保護されていたら、きっと措置入院です。首長の認めた精神障碍者に自傷他害行為が措置入院の対象です。ですのでこれはスーパーの店側の対応の悪さが露見したものです。

 その日自分になされたことに納得がいかないので警察に電話しました。警察は事件ですか事故ですかと聞きますのでもちろん事件ですというと5分もしないうちに我が家に警察官が56人駆け付けました。話を聞くと警察官が、あなたも手を出しているので事件にせず我慢したほうがいいですよと言われました。それで事件にしませんと言いました。

 一晩寝て、こういうことが街で起きたら精神障碍者の啓発をしている白夢が精神障碍者と明らかに見えない自分に起こるのに脅威を感じました。これは事件にするべきだと朝3時に起きて1時間考えて、事件にして自分の責任を考え警察署に電話しました。警察官は8時半に警察がスタートするのでそのころにもう一度電話を掛けたらと提案してくれました。人に突然殴られて怒る人はいないと思います。私も相手の頭を2発殴りました。自分の責任も考えて熟慮の上通報しました。通報して、5時間たった頃我が家に警察官が現れました。スーパーで監視カメラを見たが画素が悪く一部しか見てない襲われた白夢に話しを聞きに来たと言うのです。警察官に実は私も精神の当事者です。と言うと、こういう時どうしたらいいですかねーと警察官が聞くので、店側の対応の不手際で一般の身に危険を及ぼす可能性のある当事者を見過ごした。もし保護され措置鑑定を精神科の指定医に受ければ措置入院になる。病識が働くようになり反省を示せばいいが、今でも精神障碍者は自分たちが何をしても警察に捕まらないと信じている人は多いのが現状です。措置入院になると主治医の半年に一度のカルテの報告書が義務付けてあります。なかなか退院の道は長いです。

 もし皆さんが街で精神障碍者と思しき人がいたら警察にすぐ電話してください。それが当事者本人に一番いい措置です。自傷や人に他害行為があれば警察に保護されて精神鑑定を受けることです。受けさせることです。私の私見は偏っています。自傷自殺はいいが他人を傷つけるのは無しです。人は勝手に死ぬのは仕方ないが周りに迷惑をかけるのはいけません。私は自傷と他害ではきちんと一線を画しています。

 多くの健常者が警察を信じて一報をしましょう。私は襲われましたがやむに已まれず暴力をふるいました。しかし一旦は、事件を公にするのを断念しましたが、一晩寝てみて冷静に考え直しました。自分の責任は責任として、事件を公にしました。こうゆうときは自己利益より他己利益のためにと・・・・・・

 しかし、精神障碍者が精神障碍者に襲われるめったにない体験をさせていただきました。めったにない体験をしました。そんなに私が健常者のように見えたのかなあー・・・

私は怖いおじさんに見えるのか小学生は私に必ずあいさつします。学校で怖いと感じた人には挨拶をするように教えているのかもしれません。とにかく必ず白夢には挨拶をします。会社ではちょい悪おじさんに見られ、服装が黒だから手作りの指輪をしているとロッカーとも思われています。とにかくなぜ私が怖いのか私にはわかりません。最近、ダイエットをして、からだがむちのようにひきしまりました。ダイエットをして80sから60s、身体が鞭のように引き締まったのか、体が痩せて、何故か独特の雰囲気があるのか、私にはわかりません。しかし、精神障碍者が精神障碍者を健常者と見立てて、襲うことがあるのですね。当の白夢もびっくりしました。私の独特の怖さを感じたのかその後は襲うことはなくなりましたが彼女も私に絡むことがありませんでした。また店の男性の店員も早く店を出て帰ったほうがいいですよと言われました。これが私の襲われた顛末です。

【編集後記】

 白夢は小さなころから、人にからかわれたり、おどされ・かつあげを受けることがありませんでした。小さなころから独特の雰囲気を持っていたのでしょう。幸いこの雰囲気なので不良になるかとも思いませんで勉強をよくしていました。真面目さが世間を通る超勉強家です。私は酒、煙草も学生時代やっていません。超まじめで勉強家でした。これがのちの企業の家電研究所に入社して、タガが外れて、気に食わない人とけんかしていました。寮では先輩を馬鹿にしていました。気に食わない先輩がいると夜酒を飲んで寮に帰ったときに先輩の部屋に殴り込んでいました。とにかく手の付けられない悪童でした。白夢が現役で会社の学校に通ったのに腹を立てた同期や先輩がいました。私は、はっきりとお前らが単に馬鹿だから試験に落ちるのよ、このバカタレどもがと言いました。そう言われると、トンともう何も言われなくなりました。会社の学校ではまじめに勉強をしました、私が少し勉強しただけで成績が良かったのでねたみ、意地悪をされました。私は2学期から鬱になり学校を休み始め、カウンセリングを受けるように指示を受けました。そのころ鬱は休養が大切だと考える人はいませんでした。精神障碍者には差別・偏見・汚名の社会環境で生活していました。

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