メンタルにゅーすヒエダ Vol.381 「適度に食べ・活動し・ よく眠る」 |
2024 年 11 月 1 日 Vol.381 CIL (自立生活センター)下関発行 ピア・ハート下関(精神自助会) 編集 白夢( SAM ) TEL(083)-263-2687 FAX(083)-263-2688 E-mail s-cil@feel.ocn.ne.jp URL https://cilsimonosekiraito.wixsite.com/website |
白夢が最近実行していることがあります。それは適度に食べ・活動し・よく眠ることです。
適度に食べる は、腹一杯に食べるのではなく、腹 8 分というか腹 7 分くらい食べています。白夢はもう 65 歳になったし、運動量も減ったしそんなにたくさん食べないようにしています。朝はサプリのココナッツスムージー、昼は一人分の弁当を昼食と夕食用で半分ずつ食べています。夜はおかず 3 品くらいと納豆、ノンアルコールビールを飲んでいます。このように仕事のある平日は節制しています。土、日は好きなものを食べたり飲んだりしています。炭水化物は、昼食のとき食べることが多いです。夜は、野菜やたんぱく質が多いです。たまに朝、コーヒー、パンを食べることがあります。白夢は非定型抗精神病薬の副作用で肥満がありますので気をつけています。刺身こんにゃくを食べることもあります。季節の野菜や果物を食べます。暑いときの食べ物、寒いときの食べ物を摂るのはちゃんと意味があり、暑いときの食べ物は体の熱を逃がし、寒いときの食べ物は体の熱を保持する役目があるんだろうなと白夢は勝手に考えています。妻は毎日頭をひねって食事のメニューを考えてくれていました。食事のメニューは 2 週間おきに繰り返します。白夢が食べたいものがあると言うと妻が 2,3 日後に作ってくれました。白夢は好き嫌いがありませんので、出された食事は全部食べます。かといって多量に食べているわけでなく、適度に食べています。
適度な活動 ( 運動や活動など ) は、実際のところ白夢は現在、運動はしていません。通勤に往復 30 分歩くぐらいです。 1 日 1 万歩、歩けばいいのですが、実際は 4 千歩くらいです。膝と腰が悪くて散歩どころではありません。体操と言えるかどうかですが腰と膝が悪く、それらの体操をするくらいです。歳をとったせいか抑うつ気味なのか、余り外に出ませんね。土日の休みのどちらかは、妻と外出し食事をするのが楽しみといえば楽しみでしたね。住居が 9 階建ての 5 階にありますが階段を使うことはまずありません。エレベーターを使います。運動をしなきゃと考えますが膝と腰が悪いので出来ません。
よく眠る は睡眠の文献によると 7 ~ 9 時間眠るのがいいらしいです。毎日残業して長時間働くことが美徳とされてきました。働き方対策で政府も動き出しましたが、会社員でサービス残業 ( 無賃金残業 ) をする人は多いと聞きます。白夢が高校を卒業して就職していた 48 年前は月 20 時間残業でしたがこれ以上の残業はサービス残業していました。このように残業は美徳とされていました。長時間働くということは睡眠時間が削られることです。睡眠は長生きするための特効薬と言われるくらい大切なことです。白夢は仕事をしている平日に調子が悪くなると早退しています。自宅で眠りはしないですが横になって安静にしています。静かな音楽を聴くこともあります。大体が 2 時間くらい安静にしておくと落ち着いてきますので、その様にしています。
白夢が精神病だから特に何か健常者と違う生活をしていますでしょうか。非定型抗精神病薬を服薬しているぐらいでしょうか。今は服薬で病勢を抑えて寛解状態にして地域社会生活をしているくらいですね。服薬は状態の安定化と再発の防止の薬効があります。ですので定期的に通院して服薬をしています。
そのほかにやっているのは毎日決まった時間に起き、決まった時間に眠ることです。調子の悪いときは早く床に就きよく睡眠をとります。これは、白夢が抗精神病薬を服薬する以外、健常者と違う生活なのでしょうか ? 食事・活動・睡眠は人間にとって大切なことです。世界中の当事者は、上記の食事・活動・睡眠をとっています。そして、服薬と通院が大事なのです。精神病は生活習慣病で糖尿病や高血圧症と同じです。糖尿病は炭水化物の摂取制限・インスリンの服薬することもありますし、高血圧は血圧を下げる薬を飲みます。
所詮人間は、何らかの問題・悩みか病気と障碍を持っているのかもしれません。
今回のメンタルにゅーすでは「適度に食べ・活動し・よく眠る」について掲載しました。皆さん、 あ せらない・ が んばらない・ む りをしないでください。規則正しい生活をしてください。ストレスが罹る人間関係や仕事のやり方は、正していきましょう。私はそれぞれの頭文字をとって アガムの法則 と言っていますが、仕事や活動に手を抜けと言っているのではありません。 物事なんでも適度で中庸でほどほどがよろしいのではないかと思います。 もちろんがんばるのを否定しているわけではありません。物事ほどほどの中庸がよろしいのではないかと提案しています。長い意味で活動や仕事、生活をするうえで自分の身体を長く使っていくのに、僅かの休暇や早退で自分自身の精神衛生・健康な身体を維持する方が大切ではないでしょうか。
【編集後記】
今回のメンタルにゅーすでは 「適度」 というのがキーワードです。人間にとって大切な食事・活動・睡眠について述べています。これら三つの一つでも釣り合いが取れてないのは良くないと思います。健康を害すると思います。仏教用語で 「中庸」 と言う言葉がありますがまさにその通りだと思います。現代の言葉で 「ほどほど」 とでもいうのでしょうか、手を抜く意味合いではなく適度な物事の取り組み、向き合いをしていくのが良いのではないでしょうか?私が統合失調症を発病したのに睡眠を 2,3 時間しかとってないことがあります。朝の 8 時半から午前 4 時まで働いていましたら数ヶ月で調子を崩し精神科病院に入院しました。若い私は、仕事との適度な距離感が取れてなかったのでしょう。今の自分から思い出しても、むちゃくちゃ長く仕事をしていました。ちょっと異常な長さの勤務時間でした。身体・脳が壊れて当たり前だと自分でも思います。今の CIL 下関・ NPO 法人らいとの働き方とは 180 度違います。病気と障碍はオープンであせらない・がんばらない・むりしない、調子が悪くなったら早退・休暇をとるなどしながら、勤務歴は毎年記録更新中で 24 年になります。