メンタルにゅーすヒエダ

 

「季節病」

2023 年月日   Vol.384

CIL (自立生活センター)下関発行

ピア・ハート下関(精神自助会) 編集  SAM

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  最近は、春・夏・秋・冬の変化がなく夏と冬に特化した季節になりました。精神病と季節という関係もあります。かくいう私も季節の変わり目に調子を崩します。年4回あります。最近では、平成31年の冬から春にかけて調子の悪い当事者が多かったと聞きます。

今はコロナの真っ最中で、当事者は、コロナ対策で大変なことでしょう。

 私が季節と精神病に気づいたのは、日記をつけていたからきづいたのでしょう。幻聴や妄想がひどかったり、躁だったり鬱だったり調子が悪くなる前後でありました。私は気づかないで人に迷惑をかけるのを気にかけているのは躁の時です。他害行為が出ますのでいつも躁には気をつけています。それと調子が悪くなったらすぐに対処します。勤務時間を短くしたり休暇をとったりします。いままで CIL 下関 NPO 法人らいとではたらいていたのは、精神病に理解がある上司や同僚がいたからです。

 季節病は精神病だけでなく、天候に左右されることがあります。人間の住む地球という惑星は、恒星の太陽の周りを1年に1回周回しています。それで季節があります。これらの周りを回っていることで人間は影響を受けているのではないでしょうか。人間は地球上に住んでいるので仕方がないのかもしれません。

 私は毎年4,5回季節の変わり目に調子を崩していますが、何とか対処しながら生活・仕事をしています。特に私が厄介に思うのは、服薬し続けないといけないのが苦痛です。毎日平気な顔で仕事をしているように見せるため、ロボットのように感情は出さず黙々と仕事をしています。同僚は何を思っているのかと考えると、精神病なのに静かな人とでもと考えているのかもしれません。例えば統合失調症は旧呼称が精神分裂病という名前で呼ばれていました。2003年に呼称が変わりましたから、平成生まれの人は知らないかも、その旧呼称で教えられた人はええーと漢字の分裂病で人格が分裂している病気、ジキルとハイドのような人と考えるかもしれません。訳の分からないことを言って暴れる人がいると思うかもしれません。

 とにかく人間は地球という惑星に住んでいるのでその影響を自然から受けているみたいです。季節病と現在では認知されていますが、昔は季節の変わるたびに、体の不調を訴える人は多いといいます。精神病とは無関係の季節病です。

季節病(読み)季節病  季節病とは - コトバンク (kotobank.jp)

日本大百科全書 ( ニッポニカ ) 「季節病」の解説

季節病

きせつびょう

季節の移り変わりに際して発病したり、症状が悪化する病気、また一定の季節に多発ないし流行をおこす病気が、季節病として取り扱われる。従来から冬のかぜ、肺炎、気管支炎などの呼吸器病、夏の腸チフスや赤痢などの消化器感染症などが代表的な季節病とされていたが、生活環境や衛生状態の改善などの変化に伴い、わが国では夏に発生のピークを示す病気は少なくなり、多くの病気が冬に目だつようになってきている。前述の呼吸器疾患のほか、脳卒中や心筋梗塞 ( こうそく ) などである。

 季節病の成因に関連して、まず生体の諸機能が季節的な変動を示す事実があげられる。自然環境としての季節変化のなかで、もっとも重視されているのは気温の変化であり、それに対応する生体の反応、すなわち体温調節とそれに関連する生体の諸機能が問題となる。たとえば、冬の寒い時期には血圧は上昇の傾向を示すが、このような因子が心血管系の病気を誘発すると考えられる。

 多くの感染症でも流行に季節性が認められるが、この場合は生体への季節的影響のほかに、病原体に及ぼす季節の効果(気温や湿度など)や、感染経路に対しても日本脳炎を媒介するコガタアカイエカとか、水泳プールで広がる咽頭 ( いんとう ) 結膜熱などの場合のように、季節からの影響を考慮しなければならない。

[加地正郎]

『寺脇保編『小児医学』 11 3 号「気象病と季節病」( 1978 ・医学書院)』

 

【編集後記】

 個人的には、季節病の中に精神病を入れてほしい気がしますがいかがですか?医学が精神病を季節病に入れないというのだから仕方ありません。医学は体のどこの病気か分かり易くしないといけませんので仕方ないかもしれません。私は昭和・平成・令和と3つの時代を生きてきた当事者からすると病気の呼称で差別や偏見、汚名のある呼称は病名につけてほしくないです。ちなみに、私は冬から夏が うつ で秋が そう です。精神病者と発病の季節データがないのではっきりしません。誰か医者が研究してみる人はいないかなー。統計手法を使い季節と病名に関係があるか計算するだけなのにねー発症者がどれだけいるか突き止めるだけだけなのにねー。医者はあたまいいのはわかるけど、医者=人格者とは限らないように思うのは白夢だけでしょうか。私は過去に医者にひどい目にあって4年間入院していました。新聞に取り上げてもらうと今度は反対に退院するか転院してくれとは一体どういうことなのでしょう。その院長が人格者とは思えない言動をしていたのを人から聞いたりすると、医者も治療だけでなく金や、人により動くというわけでしょうか。

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