メンタルにゅーすヒエダ

Vol.389

「愛称」

2025 年7月4日   Vol.389

CIL (自立生活センター)下関発行

ピア・ハート下関(精神自助会) 編集  SAM

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  施設や病院に長期に入所、入院していると愛称で呼ばれることがあります。それが当事者と職員の良い関係と考えることがあります。それで私は違和感を感じていました。私の場合20歳くらい歳の差がある看護師に白夢君と呼ばれていました。さすがに私はいい感じはしませんでした。私ははっきりと名前で白夢さんと呼んでくださいと言いましたが白夢君でした。私は無視していました。

 職場でもありました。○○ちゃんと呼ばれるある女性がいました。彼女はこのような関係をどう思っていたか分かりません。精神障碍者の施設・病院しかわかりませんでしたが、一時期こうゆう呼び方はおかしいんじゃないのと私は、はきっり言いましたら白夢さんと呼んでくれるようになりました。当事者団体の職場でも愛称を使うのかと私は考えていました。大体、愛称で呼ばれるのを拒んだのは当事者発信でしたので私は違和感を感じていました。私が病院に入院していたとき、愛称で呼ばれていたら無視していました。そうしたらカルテに呼び掛けても返事をしないと書かれていました。ある時カルテをちらりと見たときに書いてありました。これには私も憤慨しましたので主治医の診察のときに理由を述べたら理解してくれました。私は医療関係者が精神科病院に入院していて私のような呼ばれ方をしたらどんな気持ちだろうと考えます。白夢は常々思います。自分が愛称で呼ばれていたら、嫌だったら私は医療関係者に、はきっりと言うようにしています。その呼び方はやめてください。ちゃんと名字で呼んでくださいと・・・・・

最近の精神科病院では愛称でなく○○さんと呼ばれるようになりました。大体愛称で喜ぶのは小学低学年くらいまででしょう。私はそう思います。

 私が、3度目の入院のとき患者同士で話していたとき、職員の指示に従わないと、「ここより怖い精神科病院に入れるよ。電気かけるよ。」脅されていました。私は電気をかけられたことなかったので、何の事ってぽかんとしていましいた。そのころ筋弛緩剤と麻酔をかけていなかったので電気は怖いと患者仲間は怖がっていました。

 少し脱線しました。電気をかけたら患者が落ち着いたというだけで学問的理由がないのに施術するのはいかがなものかと思います。電気を怖がって騒がないようになったのかもしれません。電気をかけられて人事不省になった人は少なくありません。

私は愛称にトシボとつけられていました。これも小学低学年くらいまででそう呼ばれてその後は名前を呼ばれていました。愛称は家族や親族、竹馬の友には呼ばれていました。いまは出身地の S 市を出て下関市に移住しましたので白夢さんて呼ばれます。

自分の呼ばれたい愛称をまず当事者に聞いて呼びかけることはできないのでしょうか?大体愛称は他人がつけることが多いです。当事者本人の認めた愛称ならいいけど、他人がつけた愛称は私はどうも気に入りません。私は人に呼び掛けるときは名字で○○さんときちっと呼びかけます。○○ちゃんと自分以外の同僚が呼ぶようにはできません。私は静かな人です。職場では仕事のことしか話しません。雑談はしません。もともと社交的ではありません。人とあまり話しません。また私の外見、統合失調症を抱えているので話しかけられないのかなとも思います。もう一つの理由は話しかけ難いのかなとも思います。

 他人には○○君、○○さんくらいです。ところが不思議と障碍をクローズした友達とは普通に話せます。差別・偏見・汚名かなとも考えます。私も66歳のおじいさんです。白夢、トシボより名前の○○さんの世代かな…………?

 昔1980年か1990年代かな、銀行や病院。市役所で一斉にさんから様に呼称を変えたことがありました。呼称を変えただけで何の変化もありませんでした。

病院での先生のパターナリズも変わりはしませんでした。病気やケガのことで問いかけると、私の言うことを聞けば治るからと強く言われたのを強く言われておしまいでした。

 さすがに病院の先生は、患者を様とは呼んでくれませんでした。看護婦とか銀行の受付。市役所の担当者くらいです。兵隊の担当者は様で幹部クラスはさんと呼ばれていました。これでサービス受給者は、さんから様になったと気が付くぐらいであれと違和感を感じていました。サービスの接遇を変えたのなら、まず公共の機関から積極的に進めてい欲しいですね。精神科病院の接遇も変わっていますが根本的には変わったとは思えないところもあります。呼称が様とさんのちゃんぽんで何かよくわからないし呼び出す人も何故呼称を変えたのか理由をわからない世代になったのかなーと思います。

 私の罹り付けの精神科病院は接遇に注意を払っています。月1回ミーティングをしているとか聞いたことがあります。いずれにしても人権擁護の観点から病院ではチャン付から様に統一して欲しいです。また、さんから様もどちらかに統一して呼称を読んで欲しいです。私の呼称の理想は様で呼ばれたいです。今でもさんと様をちゃんぽんで呼ぶ人がいるのが不思議です。私は今では、障害をオープンで生活・仕事をしています。そのほうが楽に生活・仕事ができるからです。いずれにしても差別・偏見・汚名ですね。なかなかこういった考えは健常者に通用しませんね。

  愛称はほんの一握りの人たちに使う言葉で、病院のように一病棟60人くらいで公の中で、愛称はないだろうと思います。しかも愛称は看護スタッフが患者につけることが多いです。患者と看護スタッフに親近感を持たせるためにやっています。私は白夢君じゃなくて白夢さんと自分で公言しています。患者が自分のことをこう呼んでくださいというのならそう呼んであげてください。それ以外は、勝手に愛称をつけないでください。

【編集後記】

  私はクローズの友達と付き合っている人には違和感は相互にありません。オープンで付き合っているときは相互に違和感があります。私が穏やかにしていると健常者に見えるのか多少の配慮があります。精神障害者と伝えると怖がります。それが今現在もそう思われていることがあります。私はタバコを飲むのをやめて13年が経ちます。これくらい経つ人はタバコを吸わない人だと思われています。精神障害は発病したら長く下手したら一生服薬を続けることになります。特に私の病気統合失調症は晩期寛解するといわれていますが、私は晩期増悪しています。今でも、幻聴・妄想があります。服薬しているディスパダールが下関に移住したときは6 だったのが20年後の今は9 服薬しています。ここ5年で1.5倍9 に増えました。自分の判断で増やしてもらうように主治医に頼んだのですが、減量できるものならそうして欲しいです。

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