メンタルにゅーす

ヒエダ

Vol.392

「私の上司K

2025104日   Vol.392

CIL(自立生活センター)下関発行

ピア・ハート下関(精神自助会) 編集 白夢

TEL(083)-263-2687

FAX(083)-263-2688

E-mail  s-cil@feel.ocn.ne.jp

URL     https://cilsimonosekiraito.wixsite.com/website   

 私の上司Kは私の妻が他界した時から毎日、プチ・ピアカンを毎日5から10分、現在、5年間スカイプを続けてくれています。なぜこういった事を続けてくれているのか分かりませんが、私の心が精神的に不安定になるから、そうならないように続けてくれています。一般に統合失調症の人は精神的に脆弱性が高いです。精神的にもろいというか、ちょっとした事で不安定になり、調子を崩しやすいです。この間のプチ・ピアカンでは、白夢はCIL下関・NPO法人らいとに役に立っているのでこれからも貢献してくれるように頑張ってくれと言われました。私もそう常に自分に踏まえて考えて仕事をしています。

 私は私にしかできないメンタルにゅーすだけは続けていきたいと思います。他の仕事は、私以外の人でも出来るので他の職員に任せたらと別の上司に言われました。私はCIL下関NPO法人らいとの土台を陰で支えていくことを考えていければいいと思いましたので人間だから私の評価や団体・法人の職員の評価が私に否定的な人もいるんだなと割り切って仕事をしています。しかし、私の状態を慮ってくれる上司のKのために仕事をこれからも取り組んでいこうと思います。

 Kは私が入社する前に、彼自身ほかの会社で働いて、嫌な事ががあったので障碍者の働き易い団体や法人を作っていくと言っていました。私はそれを信じて24年が経ちました。団体・法人立ち上げの初期のメンバーは今5人しかいません。主たる障碍者は、2人が辞めていきました。自浄作用をするように当事者・介助者は去っていきました。これも時の流れだと思います。介助者の活躍も第2世代、第3世代が活躍しています。

障碍者介助事業所らいとは、職員、登録ヘルパー合わせて62人になりました。利用者49人になり車いすユーザー40人となり、筋ジス、ウエルドニッヒなど重度の障碍者、腸瘻、胃婁、喉の呼吸器のための切開の利用者と多彩で重度の障碍者がいます。移送では公共施設にはめったに見ない喉の呼吸器切開と胃婁の利用者の筋ジスの利用者などがいます。

 話が横道がそれました。元に戻します。私の上司Kのすごいところは一年365日仕事をしています。人の悪口は聞いたことはありません。噂話もしません。部下の良いところはできるようになると褒めます。コロナの前は出張が月の半分を平気でこなします。私にとってKはモンスターです。誰にもこなせない出張を平気でこなしています。すごいひとです。2020/11/16私の妻に不幸があったとき、間を置かず私とのスカイプでプチ・ピアカンを現在でも毎日続けてくれています。有難いことです。

今まで注意を受けたことはありません。私は仕事が何かあったときは支持があるとき以外は、仕事は自分で探してやる。私は仕事で私にやってほしい仕事はできるだけ早く指示をしてください、仕事の方向性がずれたときは修正指示してくださいと言っていました。

私はKに小言を言われたことがこの23年で23回ありましたがそれ以外はありません。私はKCIL下関・NPO法人らいとの仕事では貢献しているのでこれからもよろしく頼むと言われました。私は団体と法人にないと困る水や食料・空気のような存在のように感じることがあります。だから、そのような存在を目指しています。

Kに白夢の仕事のフォローしないのは何故ですかと聞いたことがあります。Kは「白夢に細かなフォローをしないことにしている。それらをすると白夢が調子が悪くなるかもしれないからだ」と言われました。仕事で何をしているか報告・連絡・相談を白夢がしてくれているので安心していると言われました。

もう私も24CIL下関・NPO法人らいとで働いています。仕事は細く長く働きたいと上司に言ったので、そのようにしてくれています。私の前を多くの職員が退職していきました。

統合失調症であっても長くは仕事ってできるのだなと思います。病気や障害を抱えていても頑張れることに自分にびっくりしています。毎年就労期間は記録更新しています。上司や同僚の配慮のおかげです。私の仕事のメンタルニュースの編集・発行は月に1号配信しています。助成の申請は平均すると年に1件は採用されています。

【編集後記】

 私が24年も働き続けてきたのは、上司と同僚の精神病の啓蒙・理解のおかげです。私のことをダスキンの研修生は、白夢は静かな人ですねと言っていたのを思い出します。職場では私は、まるでロボットのようです。静かに淡々と仕事をしています。調子が悪くなったら私は早めに対処しています。声掛けをしてくれる人もいます。精神の病気と障碍を抱えると何をするかわからない、怖いと言いますが、精神の当事者も健常者が怖いです。犯罪率も0.5%くらいですが精神障碍者の事件はマスコミがすぐに騒ぎます。最近は犯罪した精神障碍者は人を殺した当事者への有罪死刑の確定率が高いです。これは、家族・親族が精神病院に入院させぱっなしで面会にも来ない家族・親族にも問題があります。精神当事者の犯罪抑止のために入院させぱっなしにすると当事者は家族・親族を恨みます。たまには、面会に行ってあげたらいいのにと思います。このように家族・親族への殺人・放火は精神障碍者には多いです。悪質で計画的で繰り返し行う健常者の行う事件の犯罪と当事者の犯罪率を考えてみてください。

 

 

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