少しずつ暖かく過ごしやすい季節になりましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。私は、冬から春と、夏から秋になる季節の変わり目に調子が悪くなります。年に2回調子を崩すのは、毎年のことで、何とか病気と障害に向かいあっています。
今回は、障害年金と角福のお話をします。年金は基本的には国民年金、厚生年金、公務員の共済年金があります。これら3つの年金から派生して、障害年金となります。国民年金から派生した障害基礎年金、厚生年金から派生した障害厚生年金、共済年金から派生した障害共済年金があります。これらの年金を総称して障害年金と呼ばれています。障害年金は、初診から障害認定日を迎えないといけません。障害基礎年金の無拠出制を除いて、年金をきちんと続けて納めてないといけません。
障害認定日とは
原則として病気やけがにより、初めて医師の診療を受けた日(初診日)から1年6か月を経過した日。又は1年6か月以内に症状が固定した日でないと受給資格がありません。精神の場合、初診から1年6ヶ月経過してから受給資格があります。障害年金は身体障害者、知的障害者の年金は永久認定ですが、精神障害者は状態が軽度化したり重度化したりで等級が変わる可能性があります。障害基礎年金は1級と2級だけで、障害厚生年金と障害共済年金は1級、2級、3級と3等級あります。障害が重度化して各等級に該当すれば受給できます。それと障害年金は遡及請求することが出来ます。障害年金の各等級に該当して、長年期経っていれば、申請時から過去5年に遡って年金が一括で請求できます。5年以上前の年金は時効で受給できません。障害年金は申請すれば受給できるのではなく、審査されて各等級に該当すれば受給できます。事後重症の請求もあり、そのときにも遡及請求が出来ますので忘れないでください。病院、各施設で精神保健福祉士(PSW)に相談してみてください。また、最近は、当事者自ら請求する人もいます。また、たまにですが、インターネットとかで調べて請求する人もいます。
障害者の自己選択・自己決定・自己実現・自己責任が謳われる時代になってきました。1995年に精神保健福祉法が施行されてから、少しずつ当事者も地域社会で当たり前に生活することが出来つつあります。そんな中で30年以上も前は、今より差別と偏見がありました。
今、精神障害サバイバー(生還者)、精神保健福祉コンシューマー(消費者)と名乗って障害者運動したり、精神保健福祉のアドバイザーとして国の委員をしている人もいます。少しずつ、少しずつ時代は変わり、制度も変わってきています。障害者自立支援法が施行される前には、医療費負担が総額の5パーセントでしたのが、自立支援法下では10パーセントになり、福祉サービス(精神のホームヘルプなど)なども自己負担が総額の10パーセントになりました。山口県では重度心身障害者医療費の助成(角福)なども一診療(いちしんりょう)当たり自己負担がかかるようになるようです。
一部負担金の1か月の上限額
事 業 区 分
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通 院
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入 院
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重度心身障害者医療費助成事業(角福)
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500円
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2,000円
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ひとり親家庭医療費助成事業
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1,000円
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2,000円
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乳
幼 児 医 療 費 助 成 事 業
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1,000円
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2,000円
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・1つの医療機関毎に支払いが必要となります。
・複数診療科がある医療機関では、診療科毎となる場合がありますので、受診される医療機関に確認してください。
私は少なくとも制度が変わっても雑草のようにこの世を生き続けていこうと思います。
また障害者運動を展開して、障害者が住みやすい社会であるようにしていきたいです。政府の財政も厳しくなっていきますし、アメリカ発サブプライムローンの大不況で、日本・世界中がその影響を受けて、百年に一度の大恐慌となっています。今更、あわてても仕方ありませんが、少しずつ預金をして、家計を切り詰めて生活しています。戦争や不況になると日本政府が予算カットするのは福祉関係のお金です。まるで社会的弱者(幼児・女性・高齢者・障害者)は健全者が生き残っていくための踏み台にされているようで怒りすら湧きます。障害者自立支援法が施行されても、福祉的就労・一般就労している障害者を政府はかわいがります。厚労省の思いどおりにはなりません。私の人生は私のもので、だれのものでもありません。私たちなしに私たちのことを決めないでください!自己選択・自己決定・自己実現・自己責任を持って生きていきたいです。自立とは自活のことを連想しますが自分に出来ないことは介助してもらい、選択肢を当事者同士でピアサポートしながら、私は生きていきます。
【編集後記】
人生、順風満帆なときもあります。凪で舟が思いどおりに動かないときがあります。しかし、そんなときでも、自分の人生を投げ出さないでください。生きていれば、良いことがきっとある。チャンスは、やってきます。そのときに気付くか、気付かないか、人生の分かれ目です。大丈夫!大丈夫!大丈夫ですよと、私の職場の歳が20歳くらい違う同僚が声を掛けてくれます。彼の笑顔を思い起こすと元気になります。
貴方の職場でいませんか、本当は辛いのに笑顔を振りまいて、私たちを幸せにする奴が貴方の近くにいますよ。大丈夫!大丈夫!大丈夫!と私たちを幸せにする奴が・・・・・・
そう奴ですよ。奴は辛くても苦しくても、私を笑顔にしてくれます。そう奴がやってきた。
お知らせ:下記ホームページで「メンタルにゅーすヒエダ」を閲覧できます。
http://www10.ocn.ne.jp/~mental
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