メンタルにゅーす52 メンタルにゅーすVol.52

 

メンタルにゅーすヒエダ

 

精神障碍者と生命保険

 

2010年  Vol.52

CIL(自立生活センター)下関発行

ピア・ハート下関 編集 SAM

Tel(083)-263-2687

FAX(083)-263-2688

E-mail  s-cil@feel.ocn.ne.jp

URL  http://members.jcom.home.ne.jp/s-cil/

 私は、自立生活・一般就労を始めて7年が経過しました。母親が身体だけは丈夫に生んでくれたので、病気もしませんでした。唯一つ脳の病気の統合失調症で入退院を4回しました。それでも、今落ち着いて生活・仕事をしていますので、私は大丈夫です。

これまで、精神障碍者は生命保険に入れないと、入っていても保障がされないと何となく知っていました。自助会の仲間からうつ病でも入れる生命保険会社をしらないかと質問を受けました。精神の自助会ピア・ハート下関で侃侃諤諤(かんかんがくがく)の議論が2時間続きました。自身の体に事故で怪我をしたときや病気になったとき入院したときなどのために生命保険に加入したいとの話でした。急遽、自助会のテーマにしたいので、先程の生命保険のことを質問した当事者にも参加してもらい開催しました。私は、最終的には、生命保険に加入するとき告知事項があるので「精神障碍」を偽って加入しても調べれば分かることで、保障はされないだろうと話しました。それより給料の中から、12万円ずつ毎月貯金をしたらどうか?また、入院を1年間しても各支払い(医療費、家賃等)が出来るくらいまで預金をプールしておいたらいいのでは、様々な話が出ました。皆の知っている加入できる保険は40歳過ぎてからとか、精神科病院を退院して35年経過してからとか色々な条件がつくようです。私は、昨年結婚しましたので、なんか保険に入らないとなーとか考えていました。

私は積み立て式の保険であれば、最低お金の積み立ての部分はたぶん大丈夫かなーとか考えていました。

 

今回は、精神障碍者と生命保険のことで少し調べてみました。生命保険ウィズユーのカスタム・リサーチ・サービスの大野さんが次のようなことを言っておられました。

 

ご存知かとは思いますが、精神疾患の既往症があると通常の生命保険・医療保険の加入は著しく制限されます。

ただ最近は引受基準が緩和された商品がいくつか販売されており、それらの保険であれば加入できる可能性が高いと思われます。
商品によって告知内容は微妙に異なるものの、
@最近3ヶ月以内に入院・手術を勧められていないこと
A過去2年以内に入院・手術の経験がないこと
B過去5年以内にがんもしくは肝硬変と診断されていないこと

概ね以上3つの条件を満たせば加入できる商品が多いです。

またがん保険の場合は保険会社によっては無条件で引受してくれるところがあります。

最近はうつ病をはじめとした精神疾患でお悩みの方が多く、私のところにもよく相談がありますが、引受基準緩和型医療保険+がん保険をお勧めすることが多いですね。
あと保障性の保険ではありませんが、無選択型の個人年金保険なども加入可能です。

個別の商品説明や保険料などをご希望される場合は、弊事務所のページより直接お問い合わせくださいませ。』

 

精神障碍で生命保険会社が引き受ける場合、その分保険料が高くする場合がありますのでよーく考えてください。その他の生命保険会社AL社、AF社なども引き受けてくれます。その中でもAF社は精神疾患に厳しいかもしれません。

 

【編集後記】

 私が、高校を卒業する前に友達のお母さんが生命保険のセールスレディをしていましたので、就職を機に生命保険に入りませんかと実家に来ました。その時、父が人の生き死にでお金が入るのは気に入らないと怒って、そのセールスレディを追い返しました。私もその時は納得しました。今は、人の生死で保険を案内するのではなく、事故による怪我・病気のときの医療費などの入院保険などなら家計の足しになるのでいいかなと思います。そういった、万一のためのリスクを考えなければいけないなと思います。

 それ以外のことで万一のために、毎日質素に生活しております。私は、下着以外の服はフリーマーケットで購入しています。毎月、収入より支出が少なければお金は貯まっていくのは当たり前ですが、なかなか実行は難しいですね。

トップページに戻る