私は、タバコを止めてから太り始めました。薬のせいで肥満するということもありますが、たばこを吸っていたときでも171cmで63kgでした。今は、171cm,75kgになりました。家族を見ると、母親、弟、妹は太っています。母は、139cm,58kgくらいあります。たぶん私の場合、タバコを止めたせいで食事の他に間食も増えています。腹が減るというより、口が寂しいのではないかと思います。私は、もう初老期に入っています。
妻は私が間食モードに入ると注意します。そのとき私が最近よく言う言葉があります。
「二兎を追うものは一兎を得ず。」と私は、言います。禁煙とダイエットを一度に二つは出来ません。彼女は私に長生きをして欲しいのだと思います。ダイエットと禁煙の両方は、私にとってちょっときついと言うと何も言わなくなります。私は、彼女が何も言わなくなるのがちょっと怖い気がします。
また、レコーディングダイエットを始めています。まずは、普段の食事を3ヶ月くらい記録します。1ヶ月続けてみると、私は、確かにたくさん食べています。言うまでもなく食事も摂っていますが、お菓子などの間食も多いです。まずデータ収集をするまでもなく、食べる量が多く、食べるのが早いですね。妻は、節制をして痩せているのに、私は彼女と同じ食事を食べて間食もしているので、当然私は太りました。また以前のように64kg位を目標にボチボチ、ダイエットをやっていくかと思いますが、タバコを止めて食事がとても美味しいのです。
食物をいくらでも食べることが出来ると自分では思うのですが、ある一定を越すと食べられなくなります。もう50歳を越える歳になりました。食が細くなる歳なのですがいくらでも食べることが出来た若かりし頃を思い出します。お酒も1週間に1回飲みます。妻は、お酒だけ2ヶ月止めただけで、5kg痩せました。私はと言えば、データを取ってゆっくり痩せていこうと思います。やせる方法は、食事指導で栄養士さんに教えてもらったので、またもう1回やり直すかと思います。今は、ダイエットより禁煙を継続するので精一杯です。とりあえず、体重、食事の記録をして、無理の無い形でゆっくりダイエットしていこうと思います。
太るのは簡単ですが、痩せるのは苦しく辛いです。まず、今出来ることは、口に一口入れたら30回噛むくらいです。これは、実行可能ですので、すぐ始めます。
私は、食事が速いと驚く人が多いです。この食事の速さは誰にも負けないと思っていました。私より食事を摂るのが速い人に昨年始めて出会いました。そして、彼は自分より食事の速い人がいると話していました。世の中、見回せば自分より食事を摂るのが速い人はいるものだなと、私自身が驚くように、すごい人がいるものだと感心します。
肥満について考えると、私自身が太りやすい体質みたいです。最近は、精神の当事者は、太っている人ほど精神的に安定していると冗談で話している人がいます。本当か嘘か分かりませんが太っている人が安定しているなと思います。私は、太りやすい体質みたいですので、少しでも気を許すと肥満してきます。
私は、以前にもダイエットに挑戦したことがあります。その時は、痩せるために必要最小限に食べる量を減らすことで痩せる事が出きました。しかし、それではバランスのいい食生活をしなければならないことを忘れてしまいます。ただ単純に食べる量を減らすのはいけないなとその時には思いました。
今私は、毎日食べたものを記録していますが、結構食べていることが記録したノートを見ると分かります。また、ダイエットに挑戦するときは、精神的に安定した時期に始めた方がいいみたいです。お腹がすいて辛いですが少し頑張ってみます。
今朝、読んでいた本の中でこのようなことが書いてありました。
「病気や障碍があっても、上手く付き合っていればそれは病気でも障碍でもない、個性だよ。」と書いてありました。私は、そんなに簡単に割り切れないです。
統合失調症の例えでその辛さを言葉で表現するならば、「二日酔いで、その上に40kgの石を背負ったような気持ち」と言い表せばいいのでしょうか。もっと重い石を背負った当事者もいます。健全者のみなさんは、精神の病気と障碍の辛さが分かりますか?少なくとも体重が40kg増えれば、動くだけで息切れがします。その上に二日酔いして、気分がすごく悪いのですから辛いですね。当事者には、こんな気分が毎日続いているのだからたまったものではないです。
私は、統合失調症に罹患して24歳頃から考えると右上がりの人生はなく、右下がりの人生を転がり落ちていたような気がします。下関に来て、援護寮・福祉工場、CIL下関と社会復帰してきて、少しだけ右上がりの人生を迎えました。良い感じです。このまま少しでも、右上がりの人生を続けていきたいです。しかし、体重が右上がりは勘弁して欲しいです。
【編集後記】
私は、長く統合失調症の勉強をしないで生きてきました。家族もこの病気のことは知らないし、精神分裂病(統合失調症)という名前だけで、「怖い」「何をするかわからない」「人格が分裂している」と解釈していたのかな?当の私自身でも、上記のような考えを持っていました。病気に罹患してから、すぐに統合失調症のことを勉強していれば別の人生もあったのかもしれません。また、私には、病気と障碍を受け入れるのに20年近く年月が必要だったのかもしれません。
薬の副作用が原因で肥満になると、断薬する当事者を時々耳にします。かといって、自分ひとりでダイエットするのは続かないです。病院には、食事指導してくれる栄養士さんがいますので、相談してみてはいかがですか?
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